福音派を巻き込む「第三の波」の検証

 弟子の一人が奇蹟的癒しの祈りの準備を尋ねたとき、John Wimberは、「私はダイエット.コークを飲む」と答えたとこれはふざけた返答ではなく、奇蹟の世界に生きる者の通常のレスポンスだと、その弟子は言う。

 wimberは、「The Third Wave of the Holy Spirit(聖霊の第三の波)」や「Signs and Wonders movement(しるしと不思議運動)」として知られるカリスマ運動の近年の中心的な指導者で、父祖的存在だ。このカリスマ運動の潮流は、この10年間に全世界を覆い尽したようだ。これは本物か。それとも無糖分の清涼飲料水(sugar−free soft drink)のような中味を抜いた合成の代用品か。
 「第三の波」は、フラー神学校世界宣教学部教会成長論教授で、教会成長に関する多くの著作を持ち、第三の波方法論の主たる提案者C・Peter Wagnerの造語だ。wagnerは、「第一の波はペンテコステ運動、第二の波はカリスマ運動、第三の波は両者の統合だ」と言う。

 彼は、第三の波の霊的源流を認めながら、カリスマ派やペンテコステ派という名称を拒み、「第三の波は、ペンテコステ派やカリスマ派との同一化をいろいろな理由で望まない福音派の中での聖霊の新しい運動だ。そのルーツは少しさかのぼるが、主として1980年代初期に始まり、20世紀末の今、大きな勢いを持つ運
動だ。(中略)第三の波は第一の波や第二の波とは別だが、よく似ている。業を行うのが同じ神の霊だからだ。(中略)おもな違いは、聖霊のバプテスマの理解とこれを確証する異言の役割にある。私はカリスマ派と呼ばれたくない。私はカリスマ派と思わない。私は福音的会衆派教会員であり、ご自身が選ぶ方法で、私や私の教会を通して働く聖霊にオープンな者だ」と言う。

 彼は後に、カリスマ派という名称を拒むのは、教理の違いによるのではなく、その名称に付加した汚名によると認め、「私たちは、120フエローシップ(wagner担当の日曜学校のクラス名)を『カリスマ派』と呼ぶことを許さない。私はカリスマ運動やカリスマ派を敬いたたえるほかない。ただ、そうなるのを好まない。(中略)この点で、意味論的志向の理由は主として、社会的だ。好むと好まざるとにかかわらず、多くの福音派の主流は過去20年間、カリスマ運動に強い否定的態度を展開した。その多くは、カリスマ派の大部分が同一視されるのを好まない行き過ぎに基づいている。不幸にもその態度がカリスマ運動全体に向けられたが、福音派の多くは聖霊運動に否定的ではない。これこそ、聖霊が、力強く続いているペンテコステ派やカリスマ派とは違う第三の波に乗って来ていると信じる理由の一つだ」と言う。 -----------------------------7d5174180126 Content-Disposition: form-data; name="userfile"; filename="" Content-Type: application/octet-stream