ここに『ウイッチクラフト アンド イルミナテイ 』という名の不思議な本がある。本と言ってもわ
ずか八○ページほどの薄っぺらなものである。しかし、その内容はイルミナティを理解する上で非常に
参考になるものである。この本には著者名が無い。私はこの本の翻訳、自由な解説、出版の権利を請求
した際、著者の名前を教えて欲しいと頼んだ。ところが前の3つは快諾されたものの、ペンネーム以外
は明かされなかった。それは強いて言えば、ロンドン・パリとかアレキサンダー・ナポレオンと言っ
た、一見してペンネームだと判るものだったのだが、それすら公表しないでくれという事だった。
そこ
には危機感と、それにもかかわらず真実を伝えなければならないという使命感が感じられた。さらに
は、この著者がもともとはイルミナティ内部の人間であったに違いないと思わされた。なぜかといえ
ば、大規模な作戦は別にして、もともと全くフリーメーノン・イルミ
ナティと関係の無い人間を殺す事はそれほど多くはない。しかし、私の著書のフリーメーソンの誓いに
あるように、裏切り者は間答無用、容赦なく殺されるからである。
この著者は恐らくイルミナティのか
なり高位の地位にいた人物に違いない。そして、その後、改心してクリスチャンになったのであろう。
ところが彼の聖書解釈には依然として、イルミナティの時に教えられたであろう奇怪な解釈が出てく
る。それで私はこの人物を信頼していいのかどうか迷った。しかし、その聖書解釈自体イルミナティを
理解する上で極めて参考になるし、内容はこれまでのイルミナティの解説にはない多くの示唆があっ
た。それで十分な解説をつけて出版しようと考えた。幸い、この本の販売元の人物には面識があったの
で彼は私がどの様な解説をつけても構わないと言ってくれた。
とりわけ最初の部分、創世記に関わる解
釈は私にとっては奇想天外、あきれ返る解釈なのだが、中にどうしても無視できない重要な内容があ
る。世界のすべての偶像礼拝の根源がニムロデとその母セミラミスから出ているというこの記述は、私
がかつて見たことのないもので、それなりに説得力のある重要なものである。また、他にもイルミナテ
ィの暗黒部分、オカルトとWitchcraftとの関わりは貴重な資料だと思う。さらにこの数十年のオカルト陣
営のキリスト教会への浸透の記録は
私にとって背筋が寒くなる内容であった。
私はその内容の一部を確認するために昨年アメリカに行って
調べてきた。それも後ほど書こうと思う。多くの読者にとってはあまり興味のないものかも知れない
が、その及ぽす影響は決してあなたと無関係ではないのでぜひお読みいただきたい。以下はその内容と
解説である。
わたしたちは、彼の策略を知らないわけではない』といって、イルミナティにつ
いて学ぶ必要のある事を表している。その上、多くの神の民が騙され、それゆえにこの罪と邪悪に追随
してしまっている時代のことは、旧約聖書ホセア書四章六節に書かれている。『わたしの民は知識がな
いために滅ぽされる』イスラエル(注*著者は真の教会を指してこう言っている)をパビロンから解放
する事を助けるガイドとして、イルミナティとオカルトの結び付きに関する黙示を明らかにする事がこ
れらの真実の希望なのである。この仕事のために、神の霊感された書物(聖書)の他に次の書物を参考
にした。『誰もそれを陰謀とは呼ばない』ゲイリー・アレン『大富豪の第四帝国』デス・グリフィン
『暴動と革命の中のクリスチャン』トム・ペリー牧師『イルミナティ』トム・ベリー博士『アトラス・
シユラッジド』アイン・ランド『オカルト神聖政治』レディー・クイーンボロー『スペルパウンド』
『光の天使』チック・パブリケイションズ
『破れた十字架』『サポタージュ』〃テープ『イルミナティ』ジョージ・スターリングジョン・トッド
の多くのテーブ(元一三ドルイドカウンセルメンパー)
次の事を覚えておくといいだろう。
オカルト・イルミナティはその哲学の分野では誰も恐れていないよ
うに見える。しかし食物、撚料、武器、弾葉、薬品類、衣料などを自力で調達でき、田舎に住み、信仰
か共通の関心を持ち、サパイパルのためにこの世のシステムに依存しない人々やグルーブは恐れてい
る。この『ウイッチクラフト アンド イルミナテイ』を読むことによって、黙示の霊があなたに与え
られ、神が祝福されますように」