#続発する爆弾騒ぎの目的は何か

一九九二年、スプリングマイヤー氏は一九九九年までにイルミナティが計画していr驚くべき計画について彼のニュースレターに書いていた。私はその一部を最初の本『悪魔最後の陰謀』に書いた。しかし、そこに書かなかった事の内に「連邦ビルの爆破」という事があった。私には連邦ビルというものが何だが判らなかったし、日本とは余り関係な いことだと思って無視したのだ。しかし、アメリカの読者の内には無視できない人がいた。それはオク
ラホマ連邦ビルのガードマンの一人であった。

彼はスプリングマイヤー氏の情報を真剣に受け止め、そ
の職場を辞職し別の仕事に就いた。一九九五年四月一九日、オクラホマ連邦ビルは強力な爆弾によって吹っ飛んだ。二○○名の犠牲者の内に十数名の幼い子供たちもいたのである。そのガードマンはスプリングマイヤー氏に感謝の手紙を送ってきたという。しかし、一体誰がこのようなテロを行ったのだろう。その爆弾は非常に強力で、到底一般には手に入らない種類のもの、すなわち軍隊でしか入手出来ない種類のものであるという。また、その直後に犯人として逮捕されたティモシ−・マクベインは、優秀な学生であり、湾岸戦争ではブロンズスター勲章を受賞しているというのに、この爆弾事件の直後、ハイウェイをナンパーブレート無しで一三○キロものスピードで走っていて捕まったというのだ。しかも、銃を持っていたというのに、何の低抗もしないで、普通の警官の制止に応じて簡単に描えられているのである。

彼らはわざわ
ざ実名でレンタカーを借りてさえいる。とにかく間抜けな犯人なのだ。一九三三年二月二七日、アドルフ・ヒトラーはベルリンのライヒタッグと呼ばれるドイツ連邦ビルを破壊している。そして、ドイツ国民にテロリストを封じ込めるために、国民を登録し、強力な政府を造る必要があると訴えた。FBIのルイス・フリー長官はこの爆弾事件の後で〃国家の敵〃であり〃人間性への敵対者〃である者を封じ込めようとナチスのプロパガンダを使って訴えた。

そして一九九六年七月二七日、オリンピック真っ最中のアトランタの公園で爆弾が爆発した。そして、クリントンはこの種のテロの防止のために〃電話の盗聴の自由〃を議会に諮っている。スプリングマイヤー氏もテックス・マーズ氏もこのテロ事件の真犯人はアメリカ国家そのもの、そしてその背後にいるイルミナティだと断定している。そして、直接的には国家の指導者と呼ばれる人々の人名、事実が伝えられているのだが、あまり
にも衝撃的で、信じられない事ばかりである。近年、世界の至る所で、無差別に爆弾が爆発し、多くの人命が失われている。

これらの事件の特徴は、その事件そのものにほとんど意味のない事である。何ら
かの恨みとか、国家への反逆とか、民族の主張などがなく、ただただ爆発させ死者を出すだけなのである。その結果テロの防止が叫ばれ、国民、市民の自由が奪われようとしている。やがて日本にも、このような事が起こるかも知れない。どこかの巨大なビルが吹っ飛び、
多くの人命が失われ、入されることだろう。間抜けな犯人が捕まり、電話の盗聴、
国民の登録がなしくずしに導入されることだろう。
 

#ギロチンによる大量処刑が米国で始まる

これで一つの疑間が解けた。なぜCIAが極秘裏にギロチンを大量に輸人したのかである。私は一九九三年に出した『悪魔最後の陰謀』九二ぺージに「アメリカに何千と言うギロチンが輸入されている」と書いたところ多くの方が馬鹿馬鹿しいと言い、スプリングマイヤーや私を信用しない拠り所にしている。しかし、考えてもらいたい。我々はこのような情報がどんなに馬鹿馬鹿しく見えるかよく心得ている、我々はそんな事が判らないほど馬鹿ではない。私はこのような事を書けば必ずその様なリアクションがあるだろうと思っていた。しかし、スプリングマイヤー氏の真摯な人柄からそれを信じた。そしてあえて愚直に従った。

これに限らないのだが今はあざけられても、いつか事実がそれを証明すると信じて書
いている。五年か一○年か二○年か耐え忍ばなければならないのだろうけれど
 スブリングマイヤー氏のニュースレターの読者の夫婦がやはりこの情報につまずき、氏のニュースレター購読の継続を断って来た。ところがある日アメリカの情報機関に関係している友人がこの家を訪ねた。そしてこの夫妻が何気なくこのギロチンの話をしたところ、彼は目を大きく見開き「どうしてそれを知っているのか。それは最高機密であり、私の友人がその輸入に携わっている」と語った。

その読者の夫婦は継続を願って来たと言う。ヨハネの黙示録の二○章四節に「イエスのあかしをし神の言を伝えたために首を切られた人々の霊がそこにおり…」という言葉がある。私は今まであまり気にも留めていなかったが、この法律を聞いた時から急にこの言葉がリアルに現実味を帯びてきてしまった。なぜ聖書はわざわざ「首を切られた」と書いているのか。「殺された」でいいではないか。こうしてわざわざ「首を切られた」と書いてあると言う事は、よほどそれが印象的な様態と規模であるからに違いない。
フランス革命の時も多くのクリスチャン、司祭が犠牲となったが、アメリカではもっと大規模に行われるのだろうか。ギロチンは一番苦痛を感じない処刑としてギロチンと言う人物によって発明されたと言う事だが、苦痛を感じるか感じないかは誰も証言出来ないわけだし、何より見る側にとってはこれほど強烈に視覚に訴えるものはあるまい。

そして、それが実はタルムードの好みなのだろう。
フランス革命の中心となったジャコパン党とは、ジャコブすなわちヤコブの党、ユダヤ人の党である。クックという人もこの情報を伝えているが、彼はこの法律が実施されるのは反キリストが登場してからだと考えているようだ。しかし、実は次の情報から見て、私はこの事態がアメリカだけで〃ギロチンの刃が鋳びる前〃に起こるような気がしてならない。