#悪魔に献身した霊的指導者

 

 
 
 
 
 

witchたちはアダムが今でも生きていると信じている。そして黙示録九:二二のアパドンはイエス・キリストと信じている。一六○○年代にフランシス・コリンズがウイッチクラフトをアメリカにもたらした。

歴史の歪曲の典型がコリンズ家の物語である。悪名高い『サレム魔女裁判』は、実際にはコリンズ家が雇った説教者と裁判官によるクリスチャンを裁く裁判であった。結局、魔女と宣告されたのはクリスチャンではない売春婦1人だった。witchたちは一七○○年代に神々がロスチャイルド家に宿るようになったと信じている。実際、フィリッブ・ロスチャイルドの娘はセミラミスの霊を持っていると信じられている」我々はこのWitchと言う言葉にあまりなじみがない。私はどうしても適当な訳語が見付からないので、これを魔女とか魔術師と訳す事をしないで英語のままWitchとLて紹介することにした。

この言葉
は、魔女とか魔術師というおとぎ話的な意味ではなく、キリスト教の神父や牧師に当たるオカルト世界の霊的指導者であり、悪魔に献身したものであるようだ。

そして、どうも我々の想像以上に欧米では一
種の職業、または日本の宗教者のように極めて現実的なしかも意外に多い事であるようである。ロスチャイルド家が神の化身、言わばキリスト教でいう『受肉』したサタン(彼らはそれが神だと思っているのだが)だということは今日このような闇の世界では常識となっているようだ。端的にいえば、ロスチャイルド家は反キリストの母体なのである。
 

「witchcraftの基本は占星術である。全てのwitchは占星術の知識を持っている。占星術の基本的な信仰
は、人の運命はその人の生まれた時の星や惑星などの位畳によって決まっていると言うものである。そしてそれは決して変わる事がないと言う。占星術師のwitchはこの外に催眠術、占い、オイジャ盤(占い盤)の経験を積んでいる。この内、催眠術はカリスマティック伝道者として有名なルース・カーター・ステイプルトンやウオルター・マーチンによってキリスト教会に導入された。占いのタロットカードについては、中世の宗教裁判のころに違法とされたので、図柄が変えられて現代のカードに取って代った(トランブのことか?)。これが今日のラスベガスの繁栄に貢献しているわけだ。witch本人たちはオイジャ盤は信頼していない。むしろ振り子を用いる。

オイジャ盤は、好寄心の強い見物人をオカルトに引きずりこむのに使うのである。witchは最高で九○%は正確に当てる。witchはハーブ、占星術、ジュェリー(魔除け、お守り)の三つを力の源と考えている。また乱交騒ぎの酒宴、麻薬、子供の血のいけにえはwitchcraftの礼拝の基本である。今日の『自由恋愛』などのセックスを過渡にはやしたてるやり方は、オカルトの乱交の拡大と拡張を目的としたものである。最近の子供や若者の間で麻薬の使用が激増しているのも同じ理由による。

セヅクスや麻薬を用いて、子供達をwitchcraftにひきずりこむ手ほどぎ
をする者の九五%は公立学校の教師である(注*アメリカの場合だが、本当のことなのだろうか。本当だったらすごい事だ)。案外知られていないことなのだが麻葉の使用そのものがすでに魔法の一部なのである。聖書の中で魔法はギリシャ語のPHARMAKEIAという言葉が便われているが、それは『薬によって催眠状態になる』と言う意床である。英語の薬局Pharmacyはこの言葉から来ている。多くの若い人々がクリスチャンになろうとしながら、オカルトの方に流れてしまうのはwitchcraftに何か『力』があるように見えるからである。ところがそこにはどんな力も、教会で満たされるようなものもない。witchcraft世界には情緒とか家族の絆と言ったものもない。

それと言うのもオカルトには多くの近親相姦、幼児のいけにえ、乱交、スワッピングがあり、冷えきった堅い心が形成されて行くからである。だからwitchcraftの世界には自殺が多いのもその理由であり、死も興味をそそる対象として教えられる。witchcraftの入門の階級は、フリーメーソンの第一階級と同じだが、手首を切る儀式が加えられる。全ての入門者は『秘密の誓い』をさせられる。僧侶の手は塩水の中に浸され、入門者にふりかけられる。こうしてborn again〃生まれ変わった〃とされる。これはカトリックとルーテル派まねである(訳注*これはキリスト教会の洗礼の真似だが、カトリック、ルーテル派共に塩水ではないはずである)。着い女性の場合六力月間、売春婦となる。古代の神殿娼婦がそうであったように、町の売春婦は若い入門者であったり、witchcraftの募集のためのオカルトの尼僧である場合がある。

witchcraftの教会にはカトリック教会そっくりの祭壇がある。カトリック教会の『告解』はセミラミスの僧侶によって始められたものである。

witchになりたいと願う者は彼がしたことを全て話さなければならない。こうして、僧侶たちはこれらの人々を〃固めて〃おくことができる。witchcraftの低いレベルでは〃神々のシステム〃が教えられる。例えば、ダイアナ、ジュピター、プィーナスなどである。これがWitchcraftとSatanism(悪魔礼拝)の基礎的な違いである。だからwitchcraftは多神教であり、多くの神々を信じている。一方、Satanismは一神教であり、サタンだけを善悪両面の神として信じている。高いレベルではルシファー礼拝の真相が教えられ、ロスチャイルドは肉体を取った小さい(ルシファーよりは)神だと教えられる。

このルシファー信仰において、ルシファーは良き神でありヤハウェ(聖害の神)、クリスチャンの神は邪悪な神でイエス・キリストはルシファーを気取る詐欺師だとみなされる」こんな事を翻訳していると胃が痛くなってくる。しかし、イルミナティとオカルトの本当の姿を知る上で貴童な資料と言える。かねてから私はサタン王国の二重構造に気がついていた。明らかに初歩的な段階では多神教なのだが、高位のサタニストたちはサタンそのものを唯一神とする一神教だと見ていた。これは実に大きな問題である。

インド、チベットを初めとする多神教も結局はサタン礼拝への導入部に過ぎず、ルシファーは最終的には自分が神、それも聖書の言う全能者にして創造者であるヤハウェだとしたいのである。それにしてはルシファーも愚かだと思うのは、サタニズムには聖書に匹敵する確実な論証文献がない。

結局のところ、聖書に寄生してだけ自己をアピールできるに過ぎない。だからイェス・キリストは詐欺師だと言ったところで何の根拠も指示できないのである。しょせん負け大の遠吠えのような話なのだが、こういう信仰に嬉々として入り込む人間が後を絶たないと言うのも奇妙な話である。ロスチャイルド家が小さなルシファー反キリストというこの明確なことばは注目に価する。

#白魔術は知識、黒魔術は力

「witchcraftそのものには二つの大きな流れがある。白魔術と黒魔術である。白魔術の信者はその力を、TM(瞑悪)とかヨガを通して〃宇宙の意識〃から受けとると信じている。それは平和的であり、怒りとか憎しみと言った感惰ではなくむしろ受動的である。彼らにとって白魔術は知識のための道其であり、彼らのための教育者である。彼らの力は人類にとって有益であると思われている。例えばテレビ番組の『Bewitched』(奥様は魔女)のように。一方、黒魔術は〃力〃が回答だと言う。また〃万物から全てのエネルギーを彼ら自身に集中する〃事によって、その力を自分たちのために使う事ができ、最終的には世界を支配する事ができると信じている。

怒りと憎しみを通して、降伏か死かを教えられる。映画『スターウオーズ』のダース・ベイダーがその例である。興味深い事にイェス・キリストはマタイによる福音書一二:二五と二六でこう言っている。『おおよそ、内部で分かれ争う国は自滅し、内輪で分かれ争う町や家は立ち行かない。もしサタンがサタンを追い出すならば、それは内輪で分かれ争う事になる。それでは、その国はどうして立ち行けよう』全くその通り、立ち行けるはずがない。witchcraftの世界ではお互いにお互いを滅ぽしあっているのだ。それは神の子たちと同じ事である(訳注*最後の言葉は英語ではSons ○f Godとなっている。

著者は恐らく創世記六:二の堕落天使の事を意味しているのだろうと思うのだが、その場合だと英語の聖害ではsonsと小文宇になっているので、もしSonsがクリスチャンの事を指すならば皮肉と言うことになる)。witchcraftの僧職の訓練は一三歳から始められる。厳しく激しい訓練が課せられるこの時期は〃外庭〃として知られている。witchcraftの僧侶は、適任との保証を得る前に少なくとも三世代にわたってwitchとしての素養を積んだ者がいる家族の出身者であることが望ましい。五月一日はwitchcraft世界では最も有名な日である。この日はwitchcraftの神パルタンの誕生日である。パルタンはバンまたはルシファーとしても知られている。

この日はまた、アメリカのイルミニズムと共産主義の誕生日でもある」これがメーデーの本当の意味である。『外庭』と言うのはモーセの天幕の神殿のテントの外の庭の事である。そこで普通の察司たちが犠牲を捧げたり、身を清めたりした。天幕の中には大祭司しか入れなかった。「witchたちはソロモン王は生涯、魔法使いであり、男性のwitchだったと信じている(列王記二章)。ソロモンはカパラと『ソロモンの小さな鍵』『ノロモンの大きな鍵』を書いたと信じられている。Witchメルリンはオカルト勢力のN○・1のリーダlである。また輸廻転生はwitchcraft界の基礎的な信仰である。一つの生命から他の生命に移行する過程は〃夜の風〃として知られる。

カトリックはそれを練獄と呼んでいる。この浄化の過程を通してwitchはもっと強力な者になって帰って来て、次の生命でwitchたちを支配する希望を抱いている。オカルトの主な本は次のようなものである。

1カパラ :
モーセの第六書として知られ、ソロモンが書いたと言われている。この本は数秘学を基礎としている。
2影の書
3ネクロモニクロン(訳注*巫術、死者との交霊)
4ソロモンの小さな鍵
5ソロモンの大きな鍵

これら全ての本はいかに悪霊をコントロールするか、そして個人的な利益と栄光のために呪文を投げ掛け、witchcraft世界の歴史と信仰に与えるかが書かれている。JRRトルケインの本は実際のところ彼自身の書いたものではないが、『影の本』の創造の章のコピーであり、ノアの洪水より古いと言われるオカルトのパイブル、ネクロモニクロンに基ずいている。witchcraftはまた大変〃科学的〃な術でもある。テレキネシス(念力作動)は呪支をかける事であり、バラサイコロジー(疑似心理学)はテレバシー、予知能力、超心理事象のコントロールである。アルパート・アインシュタインのE=M2Cは、実はオカルトの力学の方程式なのである」ソロモンがこのような本を書いたと言う記録は聖書には全くない。ま
た、アインシュタインがイルミナティであったことは研究者にはよく知られたことである。