#イルミナティは驚くべきオカルトの世界

  #世界征服計画を克明に小説化

「世界を征服しようという陰謀は人間の歴史と同じだけ古いものだということを、我々は見てきた。近代の歴史においてイルミナティは二度世界をコントロールしようとした。一度目はナポレオンの時、二度目は第一次世界大戦の時である。イルミナティの本当の目的と彼らが地球を支配するという陰謀の全貌を知らされているのは全世界に約五○○○人しかいない。彼らの計画は一九五七年に暗号として小説の形で書かれた。一九五○年代半ばに、フィリップ・ロスチャイルドは彼の妾の一人で、女流作家、哲学者として名の知れたアイン・ランドに世界のWitch(魔女、魔術師。男女のサタン礼拝者。その献身者)に向けての暗号文書を書く事を命じた。この小説『アトラス Shrugged』はベストセラーにするつもりなど全くなかったのだが、そうなってしまった。アトラスshruggedの主な登場人物は次のような個人または企業の暗号名である。

ジョン・ガルト・…フィリップ・ロスチャイルド
ダグニー・タガート…アイン・ランド
ダグニーの兄弟・…鉄道事業連合体
ジョン・ワイアット…・デイヴィッド・ロックフェラー
ハンク・リアルデン…・…・…・…・…・USスチール、ベツレヘムスチールなど
フランシスコ・ド・アントニオ…・銅鉱山連合体
ザ・パイレート・…・……………現在起こっている海上の海賊行為、ガルト、ド・アントニオ、海賊。
ロスチャイルド裁判所

この本の中の『裁判所』は相当の大企業の社長たちが彼らの事業が破産することを遠回しに納得せざるを得ないようにする。これらの企業のオーナーたちはガルトとド・アントニオと一緒にコロラド山地の隠居所に消えるか去って行く。コロラドはパーミューダ・トライアングルの暗号で、バーミューダ・トライアングルはイルミナティの世界壊滅の中心的予定図なのである。これらの企業は、『裁判所』が実行する暴動、飛行機と鉄道の遣難事故、穀物貯蔵庫の爆発、インフレ、金価格によって引きおこされる株式市場の暴落、パニックと政府のコン
トロールによる混乱などによって自ずから破産して行く」

  アトラスShruggedと言う小説を私は知らない。日本語に翻訳されているとしたら読んで見たいものである。それにしてもまずそういう計画があるということ。それを仲間に知らしめる必要があるということ。その手段に小説や恐らく映画が便われるということ。そのような小説や映画を作る才能のある人材がいるということ。そのような小説がその通りに実現して行くということは何というシステムであろうか。バーミューダ・トライアングルについては知っている方も多いと思うが、西大西洋のカリブ海にあるバーミューダ諸鳥の海で船舶や航空機が消えてしまうという馬鹿馬鹿しいミステリー仕立てのフィクションなのだが、十数年前には非常に大規模なスケールで報道されていた。ここに大企業の社長たちが去って行くとはどういう意味なのだろうか。現代のパイドパイバーなのだろうか。「イルミナティが支配しようとしている社会の分野は六つある。

1宗教、(すぺての宗教であることに注目。聖書ダニエル書11:36~37参照)
2政治、(黙示録13章参照)
3経済、(これは最も早く実現した)
4教育、(特にアメリカで著しい変更が行われている)
5軍隊、(米軍を中心とする国連軍PK○、PKFが主役になるだろう)
6地域社会(YMCAなどを利用して、細かい単位まで)
一九七二年八月一日フイリップ・ロスチャイルドはテキサス州サン・アントニオで開かれた一三人評議会一三ドルイドカウンセル、世界政府の最高議決機関)に使者(原文ではState クーリエ)によって書簡を送った。それには通常の決済と経過報告の他に、権力の委譲計画が入っていた。それは次のようなものであった。

1大統領と副大統領の交換(これはリチャード・ニクソンとジェラルド・フォードのことである)。
2共和党の継承者(フォード)を選挙によって民主党員(ジミー・カーター)に取り替える。
3民主党の大統領は次のような法律を制定する。
a連邦銃規制法によって国民から武器を取り上げる。
b教会の無税の廃止。これは世界教会会議(WCC)の会員として新たに登録され少なくとも五○○名の会員を有する教会だけが政府によって承認されるという議
会法案四一条による。
c集団虐殺行為(Gen○cideact)。ある人を一つの宗教または信仰から他のものへ転向させる事を殺人と同し犯罪と見なす。
d大統領マーシャル法行動。この法律は「国家的危機」の時、憲法と国会と経済組織を停止すると言うものである。これは要するに大統領がアメリカの独裁者となることを意味する(この法律はすでに議会を通過した)。
e反貯蔵行為。これは一度に食物、燃料、薬品などを三○日分を越えて貯蔵する事を重罪とする法律である(これも通過した)。
f反商業行為。機会均等行為。ある分野で大きな業績を持つ会社はいかなる個人でもその分野で新しい会社を始める事を助けなければならない。その際の費用は前の会社の貫担で行われる。
正当分配法。一つの会社は生産物を、同じ業種の他のいかなる会社より多く生産または販売してはならない。

命令#一○/二八九。危機の間、辞職、雇用、解雇、使用人の賃金を上げる事を禁止する。また事業そのものを売る事、買う事、移転する事を禁止する。また新しい発明を禁止する。カーター大統領はもし職場を去る前によほど怠慢でなかったら、これらの法律を知ることが出来ただろう」

(注*要するに知らなかったはずはないと言う事)この著者の言う事が本当であるとすると、ロスチャィルドは世界政府を越えた存在であり、途方もない事を考える人々である事が判る。この計画の1と2はすでに実現した。間題は3である。aに関しては別に誰も異存はないだろう。
しかし、アメリカの実惰からして全ての家庭、個人から銃を取り上げるという事業を国民に納得させるためにはどれほどの犠牲が今後払われなければならないのだろうか。それらの犠牲が自然発生的に起こるとするならそれは一○○年も必要とすることだろう。

だから急いでやるためには企まれた事故、犯罪によって無数の人命が失われることとなろう。bの教会の無税廃止は当然打って来る手であろうから驚くことでもない。驚くべきはcである。これではキリスト教が歴史上、常に最優先課題として来た「伝道」は殺人と見なされるのだ。Genocideとはナチスがやったということになっている民族の絶滅を目指す殺致をさす言葉である。そして恐らくキリスト教以外の宗教の活動何等かの特例措置で無罪となるのだろう。

この事をアメリカのキリスト教会は知っているのだろうか。dに関してはそれほど驚く事ではない。大統領の特権、独裁は当然考えられる事である。eに関してはよくもそこまできめ細かく考えるものだと思うし、驚く人も多い事だろう。この著者や他の人々は今のうちに金、食物、燃料、薬品などを大量に蓄えよと教えている。しかし、もしこのロスチャイルド法がアメリカのみならずわが国にも適用されると、そのような行為は『重罪』となるわけである。だから、か
えってその提言にしたがった人々を犯罪者として監獄に送ることになるのではあるまいか。

私は初めからそんなナイーブな方法ではこれらサタニストに対抗できるとは思っていなかった。ただ、この本の著者の矛盾していることは最初にこれと反対の事を提言していることで、それが不思議でならない。これも信じられない法律だが、要するに自由競争は全く許されなくなるのだろう。発明まで禁じるとは念の入った事だ。

「アメリカの計画…アメリカにおいては次のような方法で、全ての人々が政府に全く隷属するように計画されている。

1偽りの燃料と食料の不足を演出する。
2〃へルター・スケルター〃と呼ばれる混乱が演出される。軍隊を除く全てのトラック便、列車、航空機、船舶の運行は停止される。このために解放された二○万人の白人の囚人とオートパイ・ギャングが町に大衆の狂気を造り出す。教会の建物は爆破され、レイブ、殺人、その他の戦懐すべき戦術が行われる。それは…ロスチャイルド法廷によれば…終りの時にニューヨークが大停電に見舞われた時に…起こる事になっている。
3マーシャル法宣言。何らかの公的救援を求める世論が発せられた後、州兵が秩序維持に当る。国民の五人につき一人の警察官が置かれる事になろう。ひとたびこの『国家非常事態』が宣言されるともう取り消される事はない。このマーシャル法は一九七九年二月、ジミー・カーター大統領によってイランによる米国の大使館員人質事件の際、部分的に実行された」何をか言わんやである。説明を必要としないと思うのだが、ヘルター・スケルターと言うビートルズの曲は当然これと無関係ではない。この本は一五年もまえに発行されたのですでに書いたように一部は実現しつつあるわけである。
 

 #第三次大戦後エルサレムが世界を支配する

「第三次世界大戦はイスラエルによって、石油、農耕地、化学製品における戦いによって引き起こされる。アメリカを除く全ての国々がイスラエルに石油を売らなくなるからである。人々がまだ建物の中にいるうちに核爆弾の使用が許される。自然資源、農耕地は手をつけられない。戦争が終わった時、世界はエルサレムから支配される。第三次世界大戦が始まって三○分以内にアメリカの人口の九○%が死ぬだろう。最初の一時間に三○○○発のミサイルがアメリカに打ち込まれる。ほとんどの工業都市は破壊される。ロシアのミサイル(1○個の戦闘用弾頭をつけたミサイル)がアメリカ政府の公認の下にアメリカの主要な湖と川に置かれる」この置かれると言う意味が判らない。

原語ではPlacedとなっているのだが、前の関係から打ち込まれると言う意味なのか、それとも単に置かれるのか定かでない。三○○○発のミサイル攻撃の後で置かれても仕方がないのだら、あらかじめセットされていると言う事なのだろうか。これは第3次世界大戦を予言した非常に珍しい情報ではなかろうか。これは単に未来小説の空想というものではなく、ここまでの著者の記述から、イルミナティ内部の計画のように思える。

しかし、三○分以内にアメリカ国民の九○%が死んだとして、その後はどうなるのか、あまり
にもわずかな情報で、信じられない面もある。第一、神がそのような非情な事態を許すだろうか。実際に広鳥、長崎ではそういう事が起こったから起こるのだろうか。しかし、広鳥、長崎の数十倍、数百倍の悲劇が起こるわけである。アメリカの大都市全て破壊され、自然資源、農耕地、田舎だけが生き延びると言うのだろうか。放射能は残留しないのか。まるで数年前によく現れた核戦争映画の実現だが、だれでもこん地獄絵は想像もしたくない。当然われわれの質間は、日本を含めて他の国々はどうなるのかと言う事である。アメリカによるロシアヘの反撃はないのだろうか。

ヨーロッバや中国はどう動くのか。これをいわゆるハルマゲドンと言うのだろうか。箇条書きともいえるこの文章ではもどかしい思いが残る。それにしても、こんなことを計画して実行する人間の組織というものが本当に存在するのだろうか。それは本当に人間なのだろうか。もはや悪鬼と成り果てているのではなかろうか。また、第三次世界大戦の後に世界はエルサレムから支配されるとは実際にはどういう事態なのだろうか。これは他にも証言があり、エルサレムが統一世界政府の首都となるらしいのだが。「日付、時間的経緯に関しては世界征服の陰謀のほぽ九○%はスケジュール通りに実現している。

しかし、たとえ黙示録十三、一七、一八章の『獣』(すタン)による政治と宗教の統一が、イルミナティの計画によって見事な軍隊の行進のように進んで行くとしても、全ては神の予知と計画の御手の中にある事は確かなのである。それでも事が発生して行く過程と人間の時間や順序の不確かさから、『しかし、このことは知っておかねばならない。終りの時には、苦難の時代が来る』2テモテ3:1」