ユダヤ財閥の横暴に対して立ち上がったアメリカ人の反撃

一九一二年、シッフ一党のユダヤ財閥の横暴があまりにも傍若無人をきわめたので、
世論の反撃を受け、空前の論争が議会で巻き起こった。ユダヤの傀儡ウィルソン大統
領も、いかんともしがたく、攻撃の中心となっていたシッフの銀行連盟に検察のメス
を入れる委員会の成立を認めなければならなかった。そして、調査委員会が苦心の
結果作成した報吉書は、攻撃した民衆自身を驚愕せしめたほどの内容を持っていた。
すなわち、

(1)間題の対象の、アメリカの脅威、ユダヤ銀行トラストは、完全に組織され
実在している。
(2)ユダヤ銀行トラストの連盟銀行は、五つの巨頭銀行よりなり、このlつの銀行は、他の百十二の重要銀行を管理する。この五つの巨頭銀行と、百十二の重要銀行は、
米国全土はいうに及ばず、海外の重大工業カルテル・金融カルテルの支配権を完全に
その掌中に収めている。この銀行連盟の資本総額は、二百二十二億四四百万ドルに達
する。この額は、一九一二年当時のフランスー国の富の三分の二に及ぷ。
 

シッフー人の手で運用される金が、すでにこれほど莫大な額に上っている。しかし、シッフは当時の国際ユダヤ三王朝の一家にすぎず、なお英国にモンターギュ・ルマン王朝あり、フランスにオラム・フイナリ王朝あり、さらにその上にロスチャイルド家という総王朝がある。国際ユダヤ財閥の富は、すでにこのとき世界の富全体の過半に及ぷものと想定されたのである。全米は震え上がった。ユダヤ人に対する恐怖は、単なる想像の幻影でないことが認識されたのである。アメリカを征服せよ一ニューヨークを本拠として、ユダヤ世界独裁の創建ヘ!ユダヤはこの戦略を着実に、ひたひたと押し進めている。まことに、ユダヤこそが、アメリカの持つ重要性を全的に発見していたのだ。ゴイムのアメリカ人(の一部)は、二○世紀初頭、第一次世界大戦の直前に、この恐るべき事実に気づき始めた。しかし、善良な彼らが気づいたときには、すでにユダヤの魔手は、深く深くアメリカ社会全領域に食い込んでいた。彼らの前に立ちはだかる邪魔者は、大統領といえども容敏せず殺戮していく。米国大統領は、彼らの操り人形になるか、それともリンカーンのように殺されるか、そのどちらかを選ぷほかはないのだ。