国連を支配するユタヤ、ロスチヤイルド

ここで最後の間題として浮かびあがってくるのが、ユーゴやソマリア、アンゴラなどに、ほとんど無制限にPK○を発動してきた国連の人脈である。それを、ガリ事務総長が中心となって、実際には国際世論の支持もなく独裁的に進めてきた。

ガリ総長は国連PK○と称して、莫大な請求書を再三日本に送りつけてきた。ガリは勿論、その出自がロスチャイルド財閥に直結する旧エジブト王室の閨閥であり、祖父がエジプト・ソマリアなど北アフリカ全土の原住民をイギリスのために虐殺した張本人であった。ガリ本人は、エジプト人でありながらイスラム教徒ではなく、コブトと呼ばれるキリスト教徒であり、妻はユダヤ人だった。その事務総長の正式な名前は、ブトロス・ブトロス=ガリといい、祖父の名前は、ブトロス・ガリという。ロンドンの「シティー」支配者だった金融界の大御所イヴリン・ペアリングが、エジプトのスェズ運河をイギリスが支配するために一世紀前に外務大臣として拾いあげた男である。

一九一○年に、エジブトの民族主義者に暗殺された問題の人物であった。その孫として、当然のことながら、アメリカ・ョーロッパのあやつり人形を演じてきたのが、九四年現在の国連事務総長だ。九四年一月に、スイスのダヴォスで開かれた世界経済フォーラムに出席して金融界に首を突っ込んでいたのが、この一族、ュユセフ・ブトロス=ガリであった。ガリは、国連の軍隊が紛争地へ乗り込んで自ら攻撃を仕掛けてもよい、きわめて危倹な平和執行部隊というものを創り出し、アフリカの角ソマリアで実行に移したが、見事に失敗した。ソマリアの民衆が、かつてスェズ運河から紅海周辺にかけて虐殺を指令した祖父ガリの名前を忘れるはずもなく、おそろしい怒りが噴き出したからである。

このソマリァ国連軍の実働部隊となったアメリカ兵は、ピーク時には三万人近い兵力にまで膨張したが、九四年三月二五日にソマリアからの撤退を完丁し、その後は、バキスタン・インド・エジブトなどの第三世界を主力とするほぽ二万人の兵士が、従来通りの監視を主体とした平和維持活動(PK○)にあたることになった。
 

これら第三世界の兵士もまた、母国にあっては経済的に追いつめられているため、紛争が長期化することを望んでいた。紛争が続くかぎり、国連からの援助によって生活が保証されるからである。国連の活動とは、一体、何を本当の目的としたものであろうか。国連の人脈、ここには、金融総本山としてのロスチャイルド家(@金融王ネイサン・ロスチャイルド)と国連支配者を中心に、軍需産業とジャーナリズムの危険な血族関係が描かれている。この人間たちが、ユダヤ教徒・イスラム教徒・キリスト教徒の宗教を間わず、またイギリス人・アメリカ人・ェジブト人・パキスタン人の国籍を問わず、全世界で結婚し合ってきた。その国際結婚が、United Nations−国連の本当の姿である。