フリーメ‐ソンとイルミナテイとアメリカ建国の秘密

ユダヤ教は、イエスが出現したその瞬間からキリスト教を敵視し、それを壊滅、変質させるべく全力を傾注した。彼らがそうしなけれぱならない埋由はよくわかる。したがって、キリスト教のほうも、ユダヤ教と激しく対立した。さて、イスラムとの十字軍戦争の間に生まれた有名な「神殿騎士団」も、ユダヤ教の別動隊であった。そして神殿騎士団が解散させられたのち、ユダヤは、キリスト教会解体のためにルネッサンス(ヒューマニズム)と教会分裂(新旧のキリスト教全内戦争)を仕掛けた。そしてそれが、キリスト教=カトリック=ローマ法王庁を無知蒙昧の徒として否定する啓蒙主義(イルミニズム)という実を結んだのだ。まさにこの啓豪主義が、一七、八世紀ョーロッパで主導権を得たことは、ユダヤ勢力のキリスト教会に対する決定的な思想的勝利といってよい。そして、この勝利を前提として、ユダヤはキリスト教徒切り崩しの道具として、近代フリーメーソンなるものを創設した。

ピューリタン革命ですでに権力の中心に近づきえた英国では、フリーメーソンは最初から国家の指導階級の組織とすれぱよいわけだが、プロテスタントが弾圧されてしまったフランス・プルボン王朝に対しては、フリーメーソンは現存秩序の破壊、すなわち「革命」の道具として使わなければならない。つまり、フランス系フリーメーソン(大東社=グラントリアン)は、英国系メーソンと一見、はなはだしく様相を異にするわけがここにある。さらにユダヤ人は、破壊=革命の武器となるように、ドイツのヴァイスハウプトに「イルミナティ」という超秘密結社を創設させ、このイルミナティとフランス・フリーメーソンを合体させたのだ。アメリカ建国(対英独立戦争)に決定的に貢献したのは、英国系メーソンではなくて、イルミナティと合体したフランス・メーソン(グラントリアン)なのだ。しかし、どちらのメーソンも奥の院はユダヤである。

どちらもユダヤの世界征服の道具なのだ。状況に応じて、英系、仏系を便い分けていくわけだ。ワシントンはフリーメーソンの大物(第三十三階級)であるが、一七七六年七月、独立宣言が発せられてのち、総督に任ぜられ、英軍と各地で転戦するが、容易に英本国軍を屈服させられない。そこヘ、フランス貴族でフランス系メーソンのラファイエット将軍の一隊がワシントンを助けて参戦、ついにアメリカ独立が実現する。そして独立軍の大蔵大臣には、ユダヤ人ロバート・モーリスが、フランスから私債を起こして米国に提供させたのだ。