▲イラク駐留、5年は必要 米上院議員発言で論議必至......共同(200
3.06.24)
http://ime.nu/news.kyodo.co.jp/kyodonews/2003/iraq2/
【ワシントン23日共同】イラクを訪問している米上院外交委員会のルーガ
ー委員長ら同委員会メンバー三人が
二十三日、イラクに米軍が少なくとも五年間は駐留する必要があるとの認識
を表明した。
イラクでは依然として旧フセイン体制の残存勢力による米軍攻撃が続いてい
るうえ、フセイン元大統領の生存説が
現実味を帯び、治安悪化への懸念が強まっている。共和、民主両党有力議員
の発言だけに論議が高まるのは必至。
当初短期駐留を想定していたブッシュ政権だが、長期化への方針転換を余儀
なくされそうだ。
民主党のバイデン氏は同日、記者団に「少なくとも三年から五年、軍と資金
を投入することになるだろう」と述べた。
共和党のヘーゲル氏も米ABCテレビのインタビューで「長期間の関与にな
る。五年は現実的な数字だ」と同調。
ルーガー委員長も「テロリストを根絶する大きな仕事が残っている」と強調
した。
三人とも駐留規模には言及しなかったが、現在の十四万五千人前後を維持す
ることが前提とみられる。
これに対し、ホワイトハウスは「どの程度の期間駐留するかを判断するのは
時期尚早だ」(フライシャー大統領報道官)
と期限設定に慎重な姿勢を見せている。