イスラエルによるホロコースト | 2005

        パレスチナ:イスラエル軍がガザ北部に侵攻 住民7人死亡

        【ハンユニス(ガザ地区南部)樋口直樹】イスラエル軍は4日、ガザ地区北部ベイトラヒヤに侵攻し、少なくとも7人のパレスチナ人が死亡した。目撃者の話では、地元武装勢力が近くのユダヤ人入植地に向け迫撃砲を発射した直後、イスラエル軍戦車などが反撃した。ロイター通信によると、武装勢力側の迫撃砲弾は子供を満員にしたバスの近くに着弾、付き添いの大人2人が負傷した。イスラエル軍は3日にもガザ北部で武装勢力の掃討作戦を展開し、1人を殺害している。(毎日新聞
        2005/01/04)
 

        イスラエルは「シオニズム信奉の敵」=PLO議長

        【ベイト・ラヒヤ(ガザ地区)4日ロイター】次期パレスチナ自治政府議長当選が有力視されているアッバス・パレスチナ解放機構(PLO)議長は4日、イスラエル軍戦車のガザ地区侵攻でパレスチナ人若者7人が死亡したことを受け、イスラエルは「シオニズムを信奉する敵」と非難した。遊説中に述べた。
        アッバス議長は穏健派として知られ、非難の対象は通常過激派に限られていた。
        イスラエル軍は、攻撃はパレスチナ側の迫撃砲部隊を標的としたものであり、罪のない生命が奪われたことは憂慮する、として速やかに反論した。
        ガザ地区北部に位置するベイト・ラヒヤの目撃者と医療関係者によると、イスラエル軍の攻撃で、農家出身の11歳から17歳のパレスチナ人7人が死亡、15人が負傷した。(ロイター通信
        2005/01/05)
 

        犠牲の7人、少年と判明 イスラエル軍のガザ攻撃

        パレスチナ自治区ガザ北部で4日朝、パレスチナ人7人がイスラエル軍の攻撃を受けて死亡した事件で、犠牲者のうち6人が同じ家族の10歳から18歳の少年だったことがわかった。残る1人も隣に住む17歳の少年だった。この地域を管轄するイスラエル軍司令官は同夜、イスラエル放送に対して「過激派が一般市民を隠れみのにしている」と主張し、犠牲の責任があくまでパレスチナ側にあるとの立場を崩していない。
        5日付のパレスチナ紙アルアイヤムによると、ベイトラヒヤで農業を営むガバン家の少年たちが農作業中、約300メートル離れた戦車から少なくとも3発の砲撃を受けた。ガザ北部からユダヤ人入植地や軍検問所に対し、ロケット弾による攻撃が続いており、軍は「過激派を狙って砲撃した」と主張していた。(朝日新聞  2005/01/05)

        イスラエル軍、難民キャンプ砲撃 パレスチナ人2人死亡

        パレスチナ自治区ガザからの情報によると、ガザ南部のハンユニス難民キャンプで16日夜、イスラエル軍戦車の砲撃が民家を直撃、パレスチナ人の母親(45)と息子(28)の2人が死亡、父親が負傷した。イスラエル軍は、パレスチナ過激派によるイスラエルへのロケット弾攻撃を阻止するためとして、ガザ全域で軍事作戦を強化している。(朝日新聞
        2005/01/17)
 

        イスラエル軍発砲で少女死亡=ガザ

        【エルサレム31日時事】パレスチナ自治区からの情報によると、ガザ地区南部のラファ難民キャンプにある国連運営の学校敷地内で31日、10歳のパレスチナ人少女がイスラエル軍部隊の発砲を受けて死亡した。
        現場は、イスラエル軍が管理するエジプト国境付近から約800メートルの地点。同軍の監視ポストから発砲があり、少女は頭部に銃撃を受けたという。このほか、7歳の少女も手を撃たれて負傷した。(時事通信
        2005/01/31)
 

        停戦宣言後、初の死者 パレスチナ男性射殺

        【エルサレム10日共同】パレスチナ自治区ガザ市からの情報によると、ガザ地区南部ラファにあるパレスチナ難民キャンプで9日、パレスチナ人男性(20)が銃撃を受けて死亡した。自治政府とイスラエルの両首脳が停戦宣言をしてから初の銃撃による死者となる。
        パレスチナ側はイスラエル軍の発砲によるものだとしており、今後の過激派などの対応次第では停戦宣言に影響を及ぼす可能性もある。
        イスラエル軍はユダヤ人入植地群グシュカティフ周辺で発砲したことは認めたが「パレスチナ人4人が入植地に近づいたため威嚇発砲を行っただけだ」としている。
        パレスチナ側の目撃者などの情報によると、民家に向かって軍が突然発砲し、男性が腹部に銃撃を受け、病院に運ばれたが数時間後に死亡した。(共同通信
        2005/02/10)
 

        イスラエル軍、ヨルダン川西岸でパレスチナ人2人射殺

        【エルサレム=金沢浩明】イスラエル各紙(電子版)によると、イスラエル軍は15日、ヨルダン川西岸ナブルス近郊でパレスチナ人2人を射殺した。ラマラ近郊ではイスラエルが建設する分離壁に抗議して石を投げていた15歳の少年も射殺された。
        パレスチナ武装勢力は暫定的な停戦に応じているものの、イスラエル側が攻撃すれば直ちに反撃すると宣言しており、何らかの報復攻撃に出る可能性がある。(日本経済新聞
        2005/02/16)

        イスラエル:不正献金疑惑でシャロン首相の息子を起訴

        【エルサレム樋口直樹】イスラエルのマズーズ検事総長は17日、99年のリクード党首選に絡む不正献金疑惑で、シャロン首相の息子であるオムリ・シャロン国会議員(40)を起訴した。事件への関与が疑われていた首相自身については証拠不十分で起訴は見送られたが、息子の起訴によって一定の政治的ダメージを受けそうだ。
        シャロン首相とオムリ議員らは99年のリクード党首選で、幽霊会社を通じ海外から多額の政治献金を受領。海外からの献金を禁じる選挙法に違反しているとして、国家会計検査院から約100万ドルの返済を命じられた経緯がある。首相は選挙資金の扱いはすべてオムリ議員ら2人の息子に任せてあったなどとして、無実を主張していた。
        これに対し、オムリ議員らは捜査当局に疑惑の詳細を語っていない。同議員は詐欺や偽証などの罪で起訴され、法律専門家がイスラエル放送で語ったところでは、有罪の場合、最大7年間収監される見込みという。
        シャロン首相らにはこのほか、会計検査院の返済命令に応じるため、知人の南アフリカの実業家から約150万ドルを不正に受け取っていた疑いもかけられており、捜査が続いている。(毎日新聞
        2005/02/17)
 

        イスラエル:違法入植地 政府省庁が建設に関与

        【エルサレム樋口直樹】中東和平を阻害しているイスラエル占領地での違法入植地の建設に、政府省庁自身が長年にわたり関与してきた実態が9日、シャロン首相の諮問機関による調査で明らかになった。ヨルダン川西岸の違法入植地は少なくとも105カ所に上る。元建設相などは首相自身の関与を告発しており、問題の根深さが浮き彫りになった。
        ヨルダン川西岸のパレスチナ人私有地などに政府承認を得ないまま建設された違法入植地に対し、建設省は400戸以上の可動式住宅を提供、00〜04年の間だけで1670万ドルもの資金援助を行っていた。また、国防省はこうした可動式住宅の設置を承認してきた。
        さらに、違法入植地での教育施設の設置や教師の給料▽送電施設の設置▽公道からの引き込み道路の建設──などにも複数の省庁から資金が拠出されていた。
        パレスチナ国家の建設が予想される西岸には、105カ所以上の違法入植地のほか、政府の承認を得た入植地が120カ所以上あり、和平プロセスの障害になっている。同国の平和団体などによると、違法入植地の人口は2000人余。正規の入植地の人口は22万人以上に上る。
        新中東和平案「ロードマップ」は、01年3月以降に建設された違法入植地の即時撤去のほか、その他の入植地の拡大停止を求めている。
        調査を担当した元検事は、政府省庁の当局者が巨額の政府予算を違法入植地へつぎ込んできたことを「露骨な違法行為だ」と厳しく批判した。
        これに対し入植政策を推進してきたエイタム元建設相は、在任中にシャロン首相と協議の上で違法入植地への援助を承認してきたと地元メディアに証言。入植者団体からも「責任を問われるべきは首相自身だ」と非難の声が上がっている。(毎日新聞
        2005/03/10)
 

        パレスチナ、イスラエルの「新ユダヤ人入植地計画」を非難

        パレスチナ自治政府のクレイ首相は21日ガザでマスコミに談話を発表し、イスラエルがヨルダン川西岸で新しいユダヤ人入植地を建設する計画を強く非難しました。
        クレイ首相は談話の中で、「イスラエルはガザ地区からユダヤ人入植地を撤退すると表明しているが、東エルサレムでユダヤ人に数千軒の住宅を新しく建設するつもりだ。これはイスラエルが平和の誠意をまったく持っていないことを物語っている。イスラエルのこの行為はパレスチナの土地、人民、権利への侵犯であり、絶対に許せない」と述べた後、「イスラエル側のこのやり方で、双方が平和のために尽くした努力は無駄になる」と警告しました。(China
        Radio International 2005/03/22)

        イスラエルに譲歩するな、カイロで学生デモ

        【カイロ=森安健】イスラム教スンニ派の最高学府で、世界最古といわれるカイロのアルアザール大学で22日、1年前に暗殺されたイスラム原理主義組織ハマスのヤシン、ランティシ両指導者を追悼する学生デモが開かれた。数千人の参加者はイスラエルや米国の国旗を燃やし、アルジェリアで開催中のアラブ連盟首脳会議でアラブ諸国がイスラエルに譲歩しないことを求めた。
        デモにはハマスの指導者モハメド・ナザル氏が電話で参加。スピーカー越しに「パレスチナ人が武器を手放すことはあり得ない」と語り、闘争を続ける意向を示した。(日本経済新聞
        2005/03/23)

        ガザでパレスチナ少年3人、イスラエル軍が殺害

        【エルサレム=佐藤秀憲】イスラエル軍は9日、ガザ地区南部のラファ難民キャンプで、パレスチナ少年3人を射殺した。
        パレスチナ過激派は報復として、ガザ地区南部のユダヤ人入植地や同国軍基地などに、20発余りの迫撃砲を発射した。けが人などは出ていない。
        目撃者によると、3人はサッカーをしている最中に銃撃を受けたという。
        パレスチナ自治政府のアッバス議長は、「少年たちは非武装で、イスラエルにとって脅威ではなかった」と非難した。これに対し、軍は少年らが、武器密輸のため、エジプト国境付近の立ち入り禁止区域に入ったと説明している。
        イスラエルと自治政府は、2月に相互の停戦を宣言。パレスチナ各派も3月、今年末までの停戦継続で合意している。イスラム原理主義組織ハマスやイスラム聖戦は今回の事件に反発しながらも、当面、停戦を続ける構えだ。(読売新聞
        2005/04/10)

        ヨルダン川西岸でイスラエル軍が発砲、少年2人死亡

        【ラマラ(ヨルダン川西岸)4日ロイター】ヨルダン川西岸の村で4日、パレスチナ人のデモ隊に対してイスラエル軍が発砲し、14歳と15歳の2人が死亡した。目撃者が明らかにした。
        デモは、イスラエルのヨルダン川西岸での防御壁建設に抗議して地元住民が行ったもの。(ロイター通信 2005/05/05)
        イスラエル入管は「ナチのよう」とフィリピン大使が批判
        【マニラ新聞特約13日】「ユダヤ人を弾圧したナチのようだ」という表現で、イスラエルの入国管理要員のフィリピン人海外就労者(OFW)に対する扱いを非難したモデナ駐イスラエル比大使に対し、比外務省はこのほど一時帰国を命じた。本国召喚ではなく、事情聴取のためという。...(日刊べリタ
        2005/06/13)
 

        英国平和活動家銃撃、イスラエル軍軍曹の有罪認定

        イスラエル軍事裁判所は27日、ガザ地区南部で2003年4月、英国の平和活動家トム・ハンドルさんがイスラエル兵から銃撃を受け、後に死亡した事件に関し、発砲した同国軍の軍曹を殺人などで有罪と認定した。
        同国軍によると、パレスチナ人によるインティファーダ(反イスラエル闘争)が始まった2000年秋以降、イスラエル兵が外国人の殺害に関し有罪と認定されたのは初めて。判決は8月に言い渡される。ハンドルさんは頭に銃弾を受け、英国の病院で治療を受けたが、04年1月に死亡した。(エルサレム支局)(読売新聞
        2005/06/28)
 

        ガザ撤退反対で任務拒否 イスラエル兵

        【エルサレム28日共同】イスラエル政府が8月にユダヤ人入植地の撤廃を予定しているガザ地区で、イスラエル軍が撤退反対派の活動家と衝突した際、兵士の1人が「ユダヤ人の正義に反する」として作戦への参加を拒否した。イスラエルメディアによると、軍は28日、この兵士に最大56日間の禁固刑を言い渡した。
        国内では「聖なる土地は手放せない」などとしてガザ撤退に反対する声も根強い。政府当局者は、約8000人の入植者を退去させる任務を拒む兵士が相次ぐのでは、と懸念を示した。
        この兵士はアビ・ビベル伍長(19)。27日付のイスラエル各紙は一面で、叫び声を上げながら現場から連れ去られるビベル伍長の写真を掲載した。(共同通信
        2005/06/29)
 

        分離フェンス建設に抗議、パレスチナ少年を殺害

        【エルサレム=佐藤秀憲】イスラエル放送などによると、ヨルダン川西岸ラマッラ近郊で8日、イスラエルが西岸で進める「分離フェンス」建設に抗議して投石をしていたパレスチナ人に対し、イスラエル人護衛が発砲、パレスチナ人の少年(17)を殺害した。
        イスラエル警察当局は護衛を逮捕し、取り調べをしている。(読売新聞2005/07/09)

        パレスチナ人5万人を分断・イスラエルが分離壁新ルート

        【カイロ=森安健】イスラエル政府は10日、ヨルダン川西岸に建設中の分離壁の新たなルートを閣議決定し、イスラエル、パレスチナ双方が首都と位置づける聖地エルサレムを囲い込むことを決定した。新ルートはエルサレム郊外に住むパレスチナ人5万5000人を聖地から分断する形で設置され、自由に市内に入れなくする。パレスチナ側は激しく反発している。
        分離壁は西岸最大の入植地マーレ・アドミムを包含するため大きく西岸に食い込む一方で、エルサレムのすぐ郊外にある四つのパレスチナ人地区は除外する。イスラエル側は分離壁を出入りするための検問所を複数設けるとしているものの、これまでエルサレム市内の学校や病院に通っていたパレスチナ住民にとっては利便性が格段に低下する。(日本経済新聞
        2005/07/11)
 
 
 
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