教理に関する攻撃

 

*C.S.ルイスもサタンの働き人。

*全てのプロテスタントとカトリックを一つにまとめるNCC,WCCの運動は「彼等」によって、進められている。

*高等批評も(聖書を神でなく、人の創作とする教理)彼等により進められる。

*キリスト教に異教の宗教との平和(妥協)を持たせる。

*患難時代前携挙説を持ち込む。

*アメリカ神学校は悪魔礼拝者により支配、経営援助されている。

 ゴールデン・ドーンはロスチャイルドのブライベイトなWitch団である。一七七○年に創設され、そのメンパーにはJ.R.R.トルケインとC.S.ルイスがいる」私はトルケインが何者か知らないが、C.S.ルイスと間いて飛び上がるほど驚いた。ルイスはクリスチャンの間では知らぬものはない、富話によってキリストの福音を伝えていると信じられている人物であり、恐らく世界中の教会の書棚には必ず一冊や二冊、彼の本はあるはずだからである。

こうしてまた我々はサタンの高笑い
を間くことになる。何と巧みな、何と恥知らずな人々であろうか。「アクェリアンアートフェ
ステバルは全てのオカルトのブラザーフッドと結ばれている。WitchCraftには八つのブラザーフッドがある。このフェステバルはWitchCraftのチャププレンがいるサン・クェンチン監獄の礼拝堂で行われるように計られた。世界教会会議(WCC)と米国教会会議(NCC)は全てのブロテスタント教派と単立教派を一つに集めて、カトリックとの連合を目指す組織である。WCCから、聖書の神からの霊感を否定しようとする『高等批評』が生み出された。

WCCは共産主義を認めてい
る。 また、どんな異教の宗教とも平和を持とうとしている。この伝統的なキリスト教への反乱は皮肉な事にァメリカの伝統的な教会からの献金によって支えられている」ここを解説するのは非常に難しい。目本人の読者にはなかなか理解してもらえないだろう。まず『高等批評』は聖書を〃科学的〃に分解し神の言葉ではなく人間の創作とした。これは伝統的な教会の信仰と著しく違っていた。
しかし、この神学にょって二○世紀の教会はひどいダメージを受けた。

また、共産主義との和解、他宗教との平和などは日本人には、いい事ではあっても決して悪い事ではないと思われるだろう。
しかし、伝統的な教会は真理は唯一であると思っている。それは聖書の主張である。神は唯一。キリストは唯一の伸保者。それがキリスト教の本来の主張であるから、WCCはこれを否定した。しかし、早実のところ、WCCやNCCの教会は信徒数を減らしている。「サイェントロジーは心霊治療と超理性事象を教える〃キリスト教会〃の中心である。

ュニティー・チャーチはwitChcraftがクリ
スチャンに呼び掛ける主要な舞台である。ュニティー・チャーチは第一に哲学を教える組織である。テキサス州ダラスのュニティー・チャーチで全ての人生の歩みと仕事は神との調和であると言う説教がシリーズで語られた。このシリーズにおいてはこの教会のメンパーであるヌード・アーチィストが男性、 女性、子供の信者の前で彼女の演技を披露することで締めくくられた。

チャーチ・オブ・ウイッカは一三ドルイド・カウンセルのギャビン・フロストによって指導され、だれでも公に参加できるwitchcraftの組織である。ウイッカとは賢い者という意味である。アクェリアン反名誉毀損同盟はやはり33ドルイド・カウンセルのアイザック・ポンナビッツによって指導されユダヤ人やWitchに対して発言するクリスチャンを訴えているユダヤのADLの配下にある。ブラザー・ヤコブの最後の審判のプロセス教会はイルミナティの最もラジカルなグルーブである。この教会のメンパーはよく彼等の信条に従って暴発する(チャールズ・マンソンはこの教会のメンパーだった)。彼らは人身供犠を守り、キリスト教会を爆破する。彼らの別の主要な預言者マザー・ェリザベスは元アッセンブリーズ・オブ・ゴッドの会員であった。ブロセス教会は『光を得た者』を信じ輪廻転生を信じている。ガーディナリアン・ブラザーフッドはイギリスのWitchCraftの親和会である。
ローマカトリックの薔薇十字団は人身供犠をおこなっている。ガーターの聖なる結社はイギリスにあり首相によって指導されている。
-----------------------------------------------
 

では新教はユダヤ教にどこまで犯されたか

中世の弾圧と迫害を経験したユダヤ人は、ルネッサンスによって反撃に転じ、宗教改革を背後から応援し てカトリック教会を弱体化した。ルターは一時ユダヤ人とフリーメーソンに助けられたがやがてユダヤ人 の真意に気付き激しく低抗するようになる。一方、宗教改革運動のもう一人の英雄カルビンについては彼 自身がユダヤ人だったという説がある。カルビンとはイスラエル一二部族のレビ族特有の名前コーへンか ら来たものであるらしい。

カルビンについてはその強い「予定説」がユダヤ選民思想と似通っているとは思うが、彼の著書からはユ ダヤ・カバリズムの不気味な霊感は全く感じられない。むしろ、極めて健全で有能なキリスト教護教の勇 士としか現在の私には思えない。私たちキリスト者には特別の能力が与えられていると信じられている。

それは聖霊による賜物(カリスマタ)と言い、いくつかの分野があるのだがその一つに「霊を見分ける 力」と言うのがある。だから大抵の場合はその霊が健全な霊か、不健全な霊か判別できるのである。カル ビンがもしユダヤ人であったとしても彼の信仰と霊性はキリストの霊、聖霊からのものであるに違いな い。そういう事があっても不思議ではない。なぜなら、キリストもバウロもユダヤ人だったのだから。

ユ ダヤ人の全てがカパリストではない。むしろカバラやタルムードを忌み嫌っている人々もいるのである。 しかし、今日ではそんな事を口にする事は出来ない事だろう。カルビンの時代はまだ自由があったに違い ない。ユダヤ・カバリストはかつてのように、強制的に改宗させられたユダヤ人をマラノと蔑むのではな く、むしろまったく表面上は並のクリスチャン以上に熱心なキリスト教徒のように振る舞うようになった 事だけは確かである。

そのために特に一八世紀以降はどれがどれやらまったく判らなくなっている。そし
て最近では世界でもっとも有名な伝道者がフリ ーメーソン三三階級であるという驚天動地の事
さえ起こっているのだ。これはカトリックのロヨラに匹敵 するプロテスタント史上最大の珍事である。
 
 
 

*段階携挙説ークリスチャンは患難時代の前に引き上げられるという考えーは神から来たものではない?

さて、そんな中で一つの事実を取り上げよう。それは今世界
のプロテスタントの約半分が信じている教理であって、キリスト教徒がこの文章を読んだら必ず私を異端 視するかもしれないほど重要な教えとなっている間題である。一八世紀に「携挙」Raptureという教えが プロテスタントに生まれた。それはキリストの再臨が二度起こるというものであった。よく知られている ようにキリストの肉体での地上への帰還を再臨というが、その前に、「空中再臨」というのがあって、世 界に襲い来る患難の時代の前に、キリストが空中に来られて忠実なキリスト教徒を生きながらに空中に引 き上げそのまま天国に連れて行く、その後、地上には最終戦争が起こり、殺毅と荒廃が地を覆う、そして 地上の人間が死に絶える寸前になってキリストが聖徒と共に地上に再臨し、世界の軍隊を滅ぽし平和をも たらすというものである。

「患難期前再臨説」という。考えて見ればずいぶん手前勝手な御都合主義なの
だが、これが真面目に世界のプロテスタントの半分で信じられているし、実をいうとつい昨日まで私も信 じていた。実はこの教理の元になったという聖書の御言葉がある。

「わたしたちは主の言葉によって言うが、生きながらえて主の来臨の時まで残るわたしたちが、眠った 人々より先になることは、決してないであろう。すなわち、主ご自身が天使のかしらの声と神のラッバの 鳴り響くうちに、合図の声で、天から下ってこられる。その時、キリストにあって死んだ人々が、まず最 初によみがえり、それから生き残っているわたしたちが、彼らと共に雲に包まれて引き上げられ、空中で 主に会い、こうして、いつも主と共にいることであろう。だからあなた方は、これらの言葉を持って互い に慰め合いなさい」Iテサロニケ4:15~18

しかし、この言葉から再臨が二度あると読み取ることもできな
い。またもう一つの聖書の裏付けとして、マタイによる福音書24:37~42の言葉
「人の子の現れるのも、 ちょうどノアの時のようであろう。すなわち、洪水の出る前、ノアが箱舟にはいる日まで、人々は食い、 飲み、めとり、とつぎなどしていた。そして洪水が襲ってきて、いっさいのものをさらって行くまで、彼 らは気がつかなかった。人の子の現れるのも、そのようであろう。そのとき、ふたりの者が畑にいると、 一人は取り去られ、一人は残されるであろう。二人の女がうすをひいていると、ひとりは取り去られ、ひ とりは残されるであろう。だから目をさましていなさい。いつの日に あなたがたの主がこられるのか、あなたがたにはわからないからである。」が用いられている。

しかし、 ここも再臨が二度あるという前提で読むとそう思えるが、まったく白紙で読んだ場合、再臨が二度あるこ との証明にはならない。取り去られる、取り残されると言う言葉がその後もう一度本当のキリストが来る という意味を積極的に述ベているとは言えない。ここで注意しておきたいのは携挙と言う形態がないと言 っているのではなく、二段階(または時間差)の再臨はないと言っているのである。

ところが実はこれら
の聖書の言葉から空中再臨と携挙が導き出されたのではないのである。もともと一八世紀のクリスチャン たちは今日言われている「千年期後再臨説」を信じていた。それは再臨は一度だけでその時クリスチャン たちはキリストに会う、それが本来この箇所の聖書の意味とされて来た。しかし、イエズス会と友好的な スコットランド、アイルランド、イングランドのプロテスタントのグループがこの秘密の携挙を説教し始 めたのである。

もう一度言うが、この教えは本当は上記の聖書の言葉から始まったのではない。それは全
く別の方向から来たのである。ゴードン・メルトンの『アメリカ宗教辞典』によるとこの考えは一八三○ 年にマーガレット・マクドナルドから始まったとされている。イギリス人ロバート・ノートン博士はチ ャネラーまたは霊媒であるマーガレット・マクドナルドから彼女の見た幻について聞き、また彼女自身が 書いたものを受け取った。一方、アーヴィング派もラビ・ベン・エズラというペンネームを持つスペイン からの亡命ユダヤ人でイエズス会士のエマニエル・ラカンタから教えを受けてこの教えを広めている。

マ ーガレヅト・マクドナルドはスコヅトランドのポート・グラスゴーに住んでいた一八三○年二月一日に 「帰って来たキリストにクリスチャンたちが個々に携挙される」最初の幻を見た。ノートン博士はこれを The Restoration of Apostlesand Prophets; In Catholic Apostlic Church in 1861という本の中に書いて いるがこれは非常に希にしか目にすることが出来ない本である。

この教えはさらに「千年期前再臨説」 Premilialismというのとセットになっている。それはこうして再臨されたキリストがュダヤ人の王として (この辺がうさん臭いではないか)世界を一○○○年間支配するというものである。ところがその時キリ
スト教徒はどうなるのかというとこれが全く判らないのである。読者は何をばかげた事を言
っているかと 思われるかもしれないがこのような論争は欧米では極めて重大な間題なのだ。
 

アイルランド人のジョーン・ダービー、ロバート ノートン、幾人かのアーブィング派、
その他の人々がマーガレットの家に行って幻について聞いた。エドワード・アーヴィングは手紙にこう書 いている。「メアリー・キャンベルとマーガレット・マクドナルドの幻と啓示は私に表現し難い霊的な認 罪と悔い改めをもたらした」アーヴィングがマーガレットの幻について説教を始めるのにはそんなに長い 時間を必要としなかった。

また彼はラカンタがイユズス会の僧侶であることを良く知りながらラカンタの
著書を翻訳し始めた。ラカンタの患難期前再臨説の初期の言及ははすでに一八二○年代に現れ
ていた。ダ ービーが大きな影響を与えたプレマス・ブレズレンと言う団体は、ダービー以前、
一八三一年にキャプテ ン・バーシー・ホールによってこの患難期前再臨説を紹介されている。

ダービーとスコフィールドと言う
二人の法律家がアメリカでこの教説を広めた。ダービーは一八六○年代から七○年代にかけてアメリカを 巡って携挙の教えを促進した。これらブレズレン派のエドワード・クローニンらはプロテスタント運動の 行き過ぎを是正するオックスフォード運動を導いたが、クローニンは「自由、平等、博愛」のフリーメー ソンのスローガンを掲げた。

この運動を影で操っていたのはイエズス会であった。オックスフォード運動
家の一人、ロパート・パクスターは天使とのコミュニケーションによる預言を発表したが、
後年それはサ タンからのものだったと述懐している。
 

ところでプレマス・ブレズレンにしてもイエズス会にしてもそのトッブはかように怪しげな思想を持って いたが、不思議なものでごく一般の信者や会士は至極純粋な信仰を持っていた。それと言うのもキリスト 教というものは厳密に自発的なものであって、決して脅追や強制によって信仰を持つ事も継続する事も出 来ないからである。

キリスト教の最大の特徴はこの『信仰の自由』であってこれは何人も犯してはならな
いものである。だから、一般信者や長い年月の間には淘汰されて本当の信仰だけが残るものである。これ に反して新興宗教の多くが強制、脅追、洗脳を拡大の手段としているのは人間の魂の尊厳に対する挑戦で あり、結局、長い年月の試練には耐えられないものなのである。

「中世の終りに現れた
千年王国リバイパ ルは、中世まで生き残った旧約聖書と天文学の現象(占星術)の学びによるュダヤ黙示主義によるもので あり、メシヤの現れとその王国の実現を断言するものである」V.ノルスコブ・オルセン「メシヤの希望 はいかなる時もイスラエル民族から失われた事はない」アパ・ヒレル・シルパー「王なるメシヤは未来に おいて現れるであろう、そして、昔のダビデの王国を立て直し、神殿を再建し、イスラエル民族を集め、 すべての律法はかつてのように実施される」マイモニデス(偉大なユダヤ人哲学者)
 
 
 

これらの信仰は、今日、プロテスタントの半分が信じている、死者のよみがえり、最後の審判、新しいエ ルサレムを含んでいる。ただ違うのはその王メシヤが再臨のイェスその人ではなく、ダビデの血統を継ぐ 人物と言うだけである。千年王国説とか千年期前再臨説とか呼ばれるこの信仰は、全くユダヤ思想に焼き 印されたものだとマルチン・ルター、カルビン、アウグスブルグ信仰告白は言っている。

千年王国説の信仰とカパリステイック・オカルトはイギリスにスチュワート王朝の時代に入って来た。そ の時、極秘の内にイエスの子孫の血統と称する人々が王位についた。
この時代にイギリスでピューリタン(清教徒)が始まった。ピューリタンの中ではこの千年王国信仰は非 常なスケールで広がった。ピューリタンのもう一つの重大な要素はユダヤ・カパリズムのオカルトであっ た。

ビューリタンの拡大があまりにも急激だったのでイギリスでは政治的な圧迫を受
けたために、彼らは 新天地アメリカに移動した。この最初のピューリタン移民をピルグリムと呼ぶ。その子孫は今日アメリカ のイルミナティの最高位にある。彼らはマサチューセッツとコネチカットに住んだ。彼らの中心的指導者 はジョナサン・エドワースであった。この有能な人物は千年王国説を理論的に発展させた。

来るべきュダ
ヤ人のメシヤによる千年王国の信仰はピューリタンに、自分たちがこれを
世界に知らしめる、神からの使命を帯びていると思わせた。それは今日エホパの証人とモルモン教が取っ ている見解である。さてここまではプロテスタントの中にユダヤ・カパリストたちがいかに巧妙に入り込 んでいるかを見て来た。他にも私など計り知ることもできない形で彼らは入り込んでいる。例えば聖書そ のものの変更もひどい。重要な言葉や思想がなしくずしに聖書から消え失せている。その他、特に最近で は「可能性思考」「繁栄の神学」「インナーヒーリング」などが巧妙にプロテスタントを骨抜きにしてい る。

ユダヤ・カバリスト(またはいっその事サタニストと呼ぶほうが正しいだろうが)がどうしてそんな にも簡単にキリスト教内部に入り込む事が出来るのかと言えば、それらの教説には聖書的根拠と思われる ものがあるからで、初めからサタンの教えですよなどとやって来るわけではないからである。エパを輻し た時のサタンもちやんと神の言葉を使っている。しかし、最近多くの教派や学者たちがこの携拳について 疑間を表明するようになった。聖書本来の趣旨とは違っていると言い出している。

この携挙信仰の最大の
問題はクリスチャンがサタンの働きに対して警戒心を持たず、破壊工作に寛容遇ぎる態度を持つようにな った事である。おそらくクリスチャンたち(特にアメリカの)は近い将来起こる迫害の嵐を突然起こった 突風のように思うだろうが、それははるか昔から計画されているのである。しかし、聖書も主キリストもはっきりと終末におけるクリ スチャンの苦難を預言している。

また、千年王国説もカパリスト・ユダヤの思いどおりになっている。プ
ロテスタントでも改革派はこの説をまったく受け入れていない。空中再臨も千年王国も、それを信じてい るからクリスチャンである、信じないならクリスチャンではないと言った間題ではない。私自身はどちら もニュートラルである。はっきり言って判らない。判っていることは未来を握っている方を知っていると 言う事である。ただ、末来の予言から教理を打ち立てようとは思わない。

さて、二○世紀も終わろうとし ている今、サタンがプロテスタント教会に対して行っている
攻撃には非常に共通した特長がある。それは九九の正しい教えプラスーの誤った教えである。私の身近にもこのパターンの攻撃が激しく行われてい て、ほとんどの牧師が気がついていない。今、一○○○リットルの水のタンクがあるとしよう。ここに九 九九リットルの清らかな水を入れた。しかし、最後に汚い、細菌だらけの一リットルをこっそり入れたら どうだろうか。その水全体は汚れてしまう。今日、有名な伝道者、癒しの伝道者たちは(欧米にはこうい う超能力者まがいのキリスト教伝道者がゴマンといる)九九九の正しいキリスト教を語るが、こっそりと サタンの教えをまぎれこませている。
 
 

最近故人となったアメリカの有名な癒しの女性伝道者キャサリン・クールマンは、オカルチストたちにも 有名であった。彼女は実はチーフ Witchだったというのである。彼女の名誉?ある地位を継いだのはカー ター元大統領の妹ルース・カーター・ステイブルトンである。Witchとは日本語では魔女とか魔術師と訳 されているけれど、そんなおとぎ話の世界ではなく、言うなれば自発的に献身した悪魔礼拝者である。私 はこのような事を公表する事が、何よりもまず、神の前に責任を問われることであることを自覚してい る。

だから私を批判する人々もまったく同様に、神の前に責任を間われる事を自覚されたい。無責任な言 葉は要らない。

-----------------------------------

アメリカ神学校を支配する悪魔礼拝者達

*徳間書店「イルミナティ悪魔の13血流」フリッツスプリングマイヤー/太田龍監訳
より、「共同して略奪する一族」ロックフェラーとその影響力を見る

イルミナティという悪魔が全世界にどのような力を及ぼしているかを見るには、まずその項上に君臨する十三の血流のそれぞれを知ることが必要だとして本書はまとめられた。このため第3章(コリンズ家)に記したように、より知られざる血流に多くの紙幅をとっているが、このなかではロックフェラー家は比較的に世に知られた存在だといえるだろう。

そこで同家については、当章末などに基本的な参考文献ほかを掲げて読者の資とし、ここでは特にその米国で及ぼしている宗教的な影響力を主に、絞った形で述べることにしたい(なお、ロックフェラー家についてはその権力の大きさから折りに触れて他章(他家)においても記述されることになる)。

世界を支配している十三の悪魔的血流の一つは、確かにロックフェラーの血筋である。現在この家系にはロックフェラーの名を待つ血族がおよそ百九十人おり、当然ここから枝分かれして違う姓を待ったさらに多くの血族がいる。そして、それらロックフェラーの血流は、全体的にオカルトや悪魔崇拝を熱心に普及させていること、キリスト教諸派の支配にかかわっていることについての共通点を待つ。もちろん、これは〃イルミナティの計画〃に基づくものであり、その総体によるキリスト教を含む宗教支配についての全体像を埋解するには、およそ本にして何十冊もの記述が必要になるだろう。

イルミナティ自体が、世界中に五百ほどある非常に有力な家系の血を引いているのである。ただし、こう語ったからといって、ロックフェラー家の実態が明かされているとまでは誤解してほしくない。同家も他と司様に巧妙に隠蔽されていて、実のところロックフェラー家がどれだけのトラストや財団を擁しているかも誰にもわからない。この一族はいわばトラストを秘密のトラストに隠し、 それをさらにより秘密のトラストに隠してきた。

彼らが擁するトラストや財団の数は二百からなんと数干とまで椎定されている。要するにロックフェラー家の財務歌態はきわめて巧みに隠されており、そのためネルソン・ロックフェラーは一九七○年の所得税を一セントも払わなかった。おそらく彼は全米一の全持ちであったにもかかわらず。さて、ロックフェラー家はこの国の宗教に対し、次のようなやり方で大きな勢力をふるっている。

@米国の神学校が運営に必要とする資全の大半を提供する。

A届じく大学が運営に必要とする資
全の大半を提供する。−教育はわが国の国民の宗教的価値観に
影響を与える。

Bさまざまな宗教団体に多額の寄付をする。

Cこの一族の影響力や支配力によって、主要な紙誌やテレビで碓が知名度を得るかが決まる。

Dその影響力でさまざまな反キリスト教団体の設立に手を貸してきた。

Eルシス・トラストのようないくつかの宗教グループを直按に支配する再『ジ・アンホーリー・
アラィアンス(いかがわしい同盟)という本には、神学校、教会の役員会、キリスト教系大学がどのように獲得されてきたか詳細に書かれている。このための資全の多くはロックフェラー家から出ていた。

各 種の宗教団体を支配するのに使われた主要な大財団の一つが、シーラント基金であった(今ではもう別のルートに乗り換えられている)。一九三八年に法人組搬になり、こューョーク市(ウエスト五十丁目五十)に本部を置くこの財団は、プロテスタントの人々を操るために巨額の資全を提供していた。ラッセル,セージ材団の本『ザ・ファウンデーション・ディレクトリー(財団名鑑)によれば、シーラント基金は一九六四年に六八万一八八六ドルの寄付をしており、六九年には一八八万九五五○ドルの寄付をした。

ところで、一九八四年にはシーラント基金は利用されていない。だがロックフェラーの別の非営利非課税の財団であるロックフェラー,ブラザーズ基金を見てみると、前述した寄付の型の実態が浮かび上がってくる。寄付の型は表面上は不規則なため、いるみナティが現在行なっていることについてだいたいの状状を把握していない人の多くは、それを見ても何の意味も読み取れないであろう。

しかし、『蛇の加く聡くあれ』でも詳述したことだが、そうした寄付を受けた種々のグループがロックフェラーの計画とつながり、その役に立っていることを明らかにしている。つまりロックフェラー財団は、シーラント基金のようには宗教そのものにはっきりと照準を合わせているわけではないが、それでも宗教に大きな影響を写えているのは確かなのである。

一九八四年のロックフェラー・ブラザーズ基金による四つの主な寄付を見てみよう。
・財団審議会−−四万一○○○ドル(ロックフェラー・ブラザーズ基金の報舎書によれぱ、この金は「世界的規模の相互依存や、国際問題と国内問題の関連性仁ついての認識不足を措摘する調査に基づき、その勧告を実施する計画に取り組むための資金の一部であった。

重点が置かれるのは、財団創設者が国際的な寄付を行なう機会にもっと慣れ、その際の分析検討の仕方を身につけるのを助けるための情報と教育プログラムである」)
・ハーレム異教派間カウンセリング・サービスー−一○万ドル・民間共届機関‐‐上二万五○○○ドル(「アフリカ、アジア、ラテンアメリカで活動する民間開発機関の間の協力を促進する……」と謳われている)

・日米欧三極委員会−二四万ドルまた、同年のロックフェラー・ファミリー基金とロックフェラー財団による九つの主な寄付では、

@米国自由人権協会−−一万五○○○ドル、
Aアメリカ歴史協会−−四万二○○○ドル、
Bアメリカ哲学協会−−五万七i○○ドル、
Cアメリカ・カトリック大学− 二万五○○○ドル、
Dチリ カトリック大学−−上二二万四二○○ドル、
E外交問題評議会−−一六万五○○○ドル、
F全米黒人向上協会−−一○万ドル、
G人口問題協議会−−一 一二三万五○○○ドル、
Hノートルダム大学−上二万五○○○ドル、

となってつまり、新世界秩序と関係のある財団からの寄付の受け取り手として、カトリック団体は大きな存在であったということだ。また、一方ではローマカトリック教会、聖公会、ユニテリアン・ユニバーサリスト教会は、どれも悪魔崇拝者のための新世界秩序において重要な役割を果たしていることになる。

かつての悪魔崇拝者の一人が、ローマ法王やバチカンの指導者たちを訪ねたときのことを語っている。その際、法王はこの人物をいるみなていの一員として遇したという。つまり法王はいるみなていの階層制には入っていなかったが、彼らと取引を行ない、自らの行動をその指示に合わせているのである。
 
 

ロックフェラーの教育・宗教政策と同家の家庭生活

ここで前述した六つの項目について、少し掘り下げて論じてみよう。
 

米国の神学校が運営に必要とする資金の大半の提供

ユニオン神学校はロックフェラーの基金によって運営されている。プロテスタントの神学校でロックフェラーの基金を受けていたのはユニオン神学校だけではないが、ここがロックフェラー家に支配されている神学校の最もよい例ということができる。シーラント基金はその趣旨と活動のところでこう述べている。「目下のところ事業は主としてプロテスタントの神学教育である…」。シーラント基金が活動を開始したときの会長はデービッド・ロックフェラー、副会長はローレンス・S‐ロックフェラーであり、埋事の一人にスティーブン・C ロックフェラーがいた。
 

大学が運営に必要とする資金の大半の提供

一九五二年、下院議員ユージン・E‐コックスは委員会を組織して、ロックフェラー(やその他)の財団の活動を初めて明らかにしようとした。ところがどういうわけかコックス委員会はいたるところでその調査に対する激しい反対に遇い、そしてなぜかコックス議員は病気になり亡くなった。また、委員の一人であった下院議員キャロル・リースと彼の法律顧問リーン・ワムサーがこの調査を続けようとしたところ、ロックフェラーの配下の者や新聞は全力をあげてリース議員を抹殺しようとした。

リース委員会の調査には最小限のごくわずかな時間しか与えられず、調査のための予算もないに等しかった。それにもかかわらずリースらは、一九三○年代の初めにロックフェラーとカーネギーの財団が巨額の資金を教育に費やしている事実を明らかにすることができた。

この資金はジョン・デューィやマルクス主義、世界政府計画、社会主義を浸透させるのに充てられた。ロックフェラーとカーネギーの財団はこの二○世紀の最初の三分の一の年月の間、アメリカにおけるすべての高等教育機関の全寄付基金の三分の二をまかなっていたのである。同様にして全米教育協会も多額の資金提供を受けていた。一九三四年の全米教育協会の報告書は次のように勧告している。

「自由放任主義は今や滅び去ろうとしている。このような古い伝統はさらに徹底的に
打破されなければならず、学園の『オーナー』以下全員は、より広い範囲にわたって社会の規
制に従うべきである」

リース委員会の法律顧問リーン・ワムサーがこの調査について書いている。「……米国の主だった教育関係者が、わが国の学校制度を利用して社会主義の浸透をはかろうと考え、実際に陰謀めいたことをしていたのは確かだという結論に達する…」。彼らはアメリカの学校や大学での社会主義教育の陰にも、また全米教育協会の方針の裏にも、主たる犯人としてロックフェラー財団がいることに気がついたのであった。

そしてリーン・ワムサーは、こうも報告している。「財団や系列組織の非常に強力な複合体が、長年にわたって教育界を支配する領城を広げてきた。この複合体の形成に大きな役割を果たし、自らもその一部となっているのがロックフェラーとカーネギーの諸財団である」以上がリース委員会が簡単な調査を行なった一九五○年代の状況であった。ロックフェラーとカーネギーの複合体はその後の四十年間、基本的に反対もされずに教育支配を続けている。それは前述したように、教育はわが国の国民の宗教的価値観に影響を与えるからにほかならない。

さらにいうなら、教育関係の書籍製作会社の一つにグロリエ社があり、エイブリー・ロックフェラ−・ジュニアがグロリエ社の重役会に名を連ねている。もう1人、興味を引く重役がいる。グロリエ社の取緒役セオドア・ウォラーである。この人物はユネスコの国際書籍委員会の委員だった。ロック フェラー家は国連でも多大な影響力を保っているのだ。
 

さまざまな宗教団体への多額の寄付

一九四五年一月三十一目、ジョン・D‐ロックフェラーはニューョーク市のプロテスタント・カウンシルで演説し、キリスト教の諸問題に対する解決策として、キリスト教は「現人神の教会」になる必要があると聴衆に語った。その日、聞いていた人の多くは、彼やその他の主要ないるみなていが自らを神とみなしているとは知らず、そのためジョン・D‐ロックフェラーが曖味に示した解決策が、キリスト教が彼を現人神として扱うという意味になることには気がつかなかっただろう(ジョン・D‐ロックフェラー『キリスト教会とその将未(The christian church, What of its future?)プロテスタント・カウンシル、一九四五年および七一年刊)。
 

主要なマスコミでのロックフェラ−一族の影響力と支配力

ロックフェラー家はさまざまな雑誌や新聞を圧倒的に制している。報道の威力が宗教にどのように利用されるのか検討してみよう。ロックフェラー家が掌握している雑誌(その程度のほどは不明だが)の一つに『タイム』誌がある。タイム社の取締役会長アンドルー・へイスケルはデービッド・ロックフェラーと付き合いがあった。また同様だが別に第六位階のいるみなてい、へンリー・J‐フィッシヤーがいて、彼は一九一七年から五六年まで『マッコールズ』誌を出版していた。そうしたエスタブリッシュメントのメディアは、アントン・ラヴィの悪魔の教会の後押しをして有名にしている。一九六七年一月三十一日付 ニューョーク・デイリー・ニューズ』紙は、アメリカで初の悪魔崇拝的結婚式を挙げるアントン・ラヴィの記事を載せた。また、七○年三月号の『マッコールズ』には、悪魔の教会に関する結構な記事が載っている。

ラヴィの悪魔の教会が知名度を得ること
で、悪魔崇拝をさらに浸透させ、真の隠れた悪魔崇拝への批判をそらしてしまうばかりか、『マッコールズ』のこの号ではアントン・ラヴィの教会が実際よりよく見えるようなものにしている(洗脳され、このアントン・ラヴィのための無料広告はただ『デイリー・ニューズ』や『マッコールズ』にいい記事を提供するためのものだったのだと考える人々には、もっと適切できわどい記事を何十もお見せすることができる。

それらはこれまで一度も目の目を見
たことがない。なぜなら、いるみなていが人々に聞かせたいと思うこととはまるで反対の内容だからである。私は悪魔崇拝に関する記事が面白いかどうかを問題にしたいのではない。私が指摘したいのは、活字になっていない興味深い記事が他にたくさんあるということである。記事は編集長によって選択されるのであり、ただ出てくるわけではないのだ)。さらには一九七二年六月十九日、『タイム』誌が「オカルト、第二の信仰」という記事でラヴィのための報道を仕上げのように行なった。

実のところ、真に信仰心の厚いキリスト教団体がかつてこのような結構な無
科の宣伝をしてもらったことはない。この場合、新世界秩序のために活動している三十三階位のフリーメーソン、ビリー・グラハムや、「ものみの塔」教団の創始者であるテンプル騎士団員のフリーメーノン、チヤールズGT‐ラッセルのような者のことをいっているのではない。この二人はどちらもマスコミによって大いに報道されていた。見遇ごされがちな小さな例もある。私がこうした例をあげるのは、それらが年間を通じてよく起こることだからである。ここではフォン・デニケンのUF○の本の例を取り上げる。G‐P‐パトナム社仁出資しているMCA社の会長ルー・ワッサーマンは、ロックフェラー大学評議会のメンバーであ
る。

そして、G‐P‐パトナム社はフォン・デニケンの反キリスト的UF○教論を出版していた。また、ケイデンス・インダストリー社はマーベル・コミックスを擁するが、同社の重役たちは外交間題評議会のような席でデービッド・ロックフェラーの話を聞く立場にある。だとすればマーベルーコミックスがオカルトや「悪魔の子」のようなヒーローを普及させているのはいささか不思議ではないだろうか。責任はどこにあるのか。読者はロックフェラー家は下の者を支配していないのだと言うかもしれない。

だがロックフェラ−一族の多くが自らバプテスト派と称していることを忘れないでいただきたい。もし彼らが本当にキリスト教徒なら、その影響力を行使してこのようなとんでもない行ないをやめさせることができたはずだとは思わないだろうか。問題なのは腐敗が最上層部から始まっているということである。ピラミッド形組織の最上部が悪魔に心酔している場合、その下の人々は承認を得るのに苦労するのだ。

さらにいえばロックフェラーとハーストは、ともに自分たちの報道関係
の独占全業で活動していた。悪魔崇拝とピリー・グラハムについての本を広めたのはハーストである(私の知る限り−−この二つは矛看しない)。ハーストはビリー・グラハムを財政面で後援し宣伝することで、今日の姿に作り上げた。ロックフェラーはピリー・グラハムのニューョークでのキリスト教信仰復興運動を支え、チェース・マンハッタン銀行がビリーグラハムが世に出るのを手助けした。

その影響力でさまざまな反キリスト教団体の設立に手を貸してきたモーリス・
ストロングはロックフェラ−一族の親しい友人である。彼はマザー・ガィア(地母神)崇拝を押し広めてきた。デーピッド・ロックフェラーはモーリス・ストロングと彼のニューエイジ思想に協調している。韓国の文鮮明もロックフェラー家にたいそう敬愛されている。文鮮明は自らキリストと称し、世界 主義を推し進める宗教を打ち立てている。

彼の宗教は、新世界秩序が完成させた洗脳と勧誘の方法を実験する場としても都合がよい。ロックフェラー家は文鮮明を援助してきた。彼もやはりニューョークに第一の大邸宅を持っている。さらに興味深いことに、文鮮明を支待してきた著名な政治家たちは新世界秩序とつながりがあり、このなかにはテッド・ケネディ、ふりーめーそんのマーク・C‐ハットフイールドとジエシー・へルムズ、イルミナティのウィリアム・F‐バツクリー二世もいる(J‐イサム・ヤマモト著『ザ・パペット・マスター(人形師)』。それほど有名でない団体に、ミズーリ州インディペンデンスのスピリチュアル C フロンティアーズーフェローシップ(SFF)がある。住所は六四○五二、ウィナー街一○七一五番地エグゼクティブプラザで、一九五六年に設立された。

文鮮明のように、彼らも自分たちはキリスト教徒だと主張しながら、キリスト教とは違うことを教え実践している。彼らの教えと実践はオカルトである。SFF仁いる二人の著名人がマーカス・バックとガードナー・マーフィで、二人とも興味深い経歴の待ち主である。マーカス・バックにはロックフェラー家とのつながりが見られる。

マーカスは一九○六年生まれで、SFFのための特別プロジェクト
の責任者である。そしてロックフェラー財団は三四年から三六年まで、彼に「研究および創作」奨励金を支給している。また、ガードナー・マーフィは一九五○年、ニューデリーでユネスコのためにインド文部省のヒンズー教徒を相手にコンサルタントをしていた。五二年から六八年まではカンザス州トピカのメニンガ−財団で調査部主任を務めた(そう、心埋学を率いているのは主にオカルト学者なのだ)。メニンガ−自身はエリート層のためのいくつかの環境保護団体の役員やアスペン・インスティテュート名誉役員、ふりーめーそん、米国自由人権協会のメンバーであり、W‐クレメントGストーンの親しい友人である。

ストーンはといえば、やはりフリーメーソンであり、オカルトの米国心霊研究会のメンバー
であり、メニンガー財団の財政的な後援者である。連邦教会評議会はロックフェラーの財力によってかなりの資金がまかなわれていた。『蛇の如く聡くあれ』では、連邦教会評議会がキリスト教を破壊するために計画されたことや、実際はエリート層(ィルミナティ)によって創設されたのに、それを草の根運動によるもののように見せかけるため、入念に筋書きが練られたことについて詳しく述べている。

さらにここの運営者たちが高位のフリーメーソンや社会主義者や世界政府主義者であったことも詳述している。また彼らが自分たちの誤った目的のために、真の福音を巧炒に操作していたことも明らかにしている。ルシス・トラストのようないくつかの宗教グループを直接に支配するデーピッド・ロックフェラーはルシスCトラストの経営陣で重要な位置を占めている。ルシスートラストはアリス G ベイリーの著書『エクスターナライゼ−ション・オブ・ザ・ヒエラルキー(階層制の体現)を出したが、同書は悪魔崇拝者とニューエイジャーのために、霊的な階層制(実は悪魔の階層制)が彼らの地球支配を体現していく計画を明らからかにしている。

その計画についてきわめて詳細に述べており、ニューョークやロンドンほかヨーロッパの神秘学派のニューエイジャーの間で、ニューエィジ、世界政府主義、世界政府をどのように広めるかの教科書になっている。ロックフェラーの悪魔への傾倒を疑う者がいれば、『エクスターナライゼ−ション・オブ・ザ・ビエラルキー』を読むといい。神智学協会の会長であウ、ルシス(王式にはルシファー)・トラストにも属しているアリスCベイリーはここで、ニューエイジ(新世界秩序)が到未したあかつきには講が支配者になるのかを書いているからだ。この世のレベル、つまり人間レベルではこの支配者はルシファーと紹介されている。

霊的レベル、いわゆる「シヤンバラー−天」での未るべき支配者は、我々キリスト教徒が悪魔と認識している「世界の支配者」と紹介されている。ルシス・トラストにもそれが悪魔
 だとわかっているのだが、大衆向けには「世界の支配者」とは(悪魔Satanを入れ換えた)サナート(Sanat)クマーラだと語っている。またキリスト意識とキリスト(実は反キリスト)が現われるとも予言してまた『エクスターナライゼーション・オブ・ザ・ヒエラルキー』では、ニューエイジを広める三つの媒体について繰り返し説明している。まずフリーメーソンの支部(明らかに誰もが支部に行くわけではない)、次に教会(これはロックフェラー家のような一族が、教会をルシス・トラストのルシファーの計画に利用していることを我々にはっきりと示している)、そして最後に教育である(そう、もちろん教育である。誰もが教会に行くわけではないため、彼らには全員をつかむ安全策が必要なのだ。私たちが皆、イルミナティのもとで喜んで奴隷となるよう洗脳するのである)。
 

ロックフェラー家の家庭生活

ロックフェラー家の家庭生活は、他の大多数の人々のものとは掛け離れている。彼らが滞在する家は百以上ある。南米のいくつかの国に広大で肥沃な土地を所有し、ブラジルとエクアドルに豪郡、ベネズエラにモンテ,サクロ・ランチを持ち、メーン州シール・ハーバーの屋敷やニューョーク州ポカンティコ・ヒルズの広大な地所はいうに及ぱず、ワシントンDCに大邸宅が(少なくとも)二つあり、米国中に多数の大農場を持ち、ハワイ、プエルトリコ、カリブ海にリゾート地、ニューョークの五番街には三十二部屋のメゾネット型アパートを所有している。ロックフェラー家にはざっと二千五百人の使用人がいるが、長年の間に、この一族が、雇い人に対しても、お互い同士でもけちだという評判ができあがっている(ロックフェラー家についてすべてを知ることは私にはとうていできないが、アメリカで最高位のイルミナティの一族の実生活を取り巻く数々のゴシップ
ねたから、いくつか実例をお目にかけることはできる)。

届性愛者のウィンスロップは、アーカンソーで黒人の男友達との生活を楽しんでいた。また世
界最大のポルノのコレクションの待ち主だったと報じられている。ネルノンのいとこのウィニフレッド・ロックフェラー・エマニーは、彼女の二人の子供を殺して自殺した。マイケル・ロックフェラーは二ューギニアの部族民を多額の金で買収し、首狩りをさせて干し首を作らせようとして死亡した。原住民は首狩りをやめており、マイケルは彼らをうまく買収することができなかった。

マイケルにうんざりした原住民は、結局マィケル本人の首を狩ることにしたのだ/こうして、ロックフェラ−一族の多くが問題のある生活を送ってきた。それはさまざまな恐れやオカルト行為に満ちている。ロックフェラ−一族はよく自分たちの建物に隠しトンネルや隠し部屋をいくつも造っていたことが知られている。彼らはそのオカルトや世俗的な力を育み、自らを神と考えるまでになった。
彼らの力がしばしば儀式的な変死をもたらすのも、地位の高い悪魔崇拝者のほとんどが遂げるお決まりの死に方である。アリゾナで死んだ一人は火葬にされたことがわかっている。
 
 

頂上に君臨するイルミナテイ13血流への挑戦

イルミナティとは誰のことかという質問をよく受ける。この秘密結社の頂点にいるのはどんな連中なのか。悪魔の家系とはどの一族か。イルミナティは十三の有力な魔術的血流からなる。ほかにもいくつか有力な家系の名前があげられるが、その一族がイルミナティに属していれば、十三の有力な家系のどれか一つとは血がつながっている。ただし、私の知るイルミナティの連中の約半数は自分の血統を知らされていない。自分の本当の親が講かを知っている者でも、自分がどの家系に属するかについては、イルミナティがそれを彼らに明かすことになるまで、多くの者が依然として
知らないのである。
 
 

イルミナティのほとんどはMPD一多重人格症一を待っている。高位の悪魔崇拝者がMPDを持っていない場合、強制される恐ろしい血の儀式のために情緒的に破掟をきたす者が非常に多い。最近シカゴで、一人のMPDのない悪魔崇拝者が情緒的に破綻をきたし、キリストに命をささげた(私の手元には悪魔崇拝を暴いたこの男のインタビューのピデオテープがある)。そしてベイジェント、リー、リンカーンという三人の研究家が手がかりや秘密をこと細かに調べていくまで、重要な家系の一つは秘密のべ−ルに包まれていた。前述してきたように三人はこのことを『聖なる血、聖杯』に著している。

私がこの本とその続編の二冊を推奨するのは、これらの本が十三の血流の
うちのたった一つが姿を隠したまま、自分たちに属するあらゆる型の強大な権力を握ってきたことを示しているからである。

ベルギー南部に一つの城がある(その地を旅行してこの城を見たいという人がいれば、地図で場所を示してご説明しよう)。これはマザーズ・オブ・ダークネス城である。城の中には聖堂があり、この聖堂の地下室では毎日小さな赤ん坊が生け賛にされている。そしてその血はインクとして、反キリストが権力を握っていく歴史を特別大きな本に書き込むのに用いられる。この書物は二十四時間ほとんど体みなしに書き込まれる。この手書きの本のなかの歴史を読めぱ、世界の主要なマスメディアがだまされやすい大衆に対して行なっている宣伝活動の裏に、どんな真実があるのか明らかになるだろう。

この本で明かされている歴史では、アブラハム・リンカーンがロ
スチャイルド家の末寄であったことが語られている。アブラハム・リンカーンは薔薇十字会の秘密の長であり、会員を率いる三つの最高会議のメンバーだった(私はリンカーンに関するこれらの事柄についての文書記録の証拠を見たことがあるが、これらの事柄が真実だと納得できるものだった)。アドルフ・ヒトラーもまたロスチャィルドー族の隠れた一員であった。ヒトラーは高度な悪魔的、霊的支配へと両かうために、血の犠牲を 実行した。

ロックフェラーは第二次大戦中、戦争を長引かせるためにスペイン経由でヒトラーに石油を売っていた。さらには一般向けの「歴史の本」が取り上げない人物にも触れている。例えば、数年前、世界で最も有力な悪魔崇拝者だったマイケル・アウグストウス・マルティネリ・フォン・ブラウン・ラインホルトなどである。彼には六十六人の悪魔崇拝の花嫁がいた。そして、マザーズ・オブ・ダークネス城の悪魔の本は、ロックフェラーの家系についても言及している。つまり、人類の歴史
上起きた本当の歴史を知っているのは、〃内部〃の者だけということになる。本当の決定や真の有力者は、世間の目から隠されてきた。一般大衆が見せられるのは、ィルミナティの操り人形がそこら中を歩き回り、ィルミナティの台本どおりに盛大な演説をするステージショーなのである。
 

十三の家系にはそれぞれ自分たちのマザーズ・オブ・ダークネスの仲間がおり、各家系がそれぞれ秘密の悪魔的指導者層を擁する。魔界の王、女王、王女、王子たちである。同様にロックフェラー家にも自分たちの一族のなかに、秘密の儀式でそれらに選ばれた人たちがいる。

当然ながら、彼らは、厳密にイルミナティの血流である。そして世界の一部をひそかに自分たちの一族のために支配している。これは一九九三年一月の私のニュースレターに図示したイルミナティの階層制とは別のものである。ちなみに同号では、十三人の魔女団、シスターズ・オブ・ラィト、マザーズ・オブ・ダークネス、グランド・マザーズを図表で示したが、本書では別の形でお見せしよう(巻末ほか)。ともあれ、イルミナティはその個々の血続をいくつかの委員会のもとに統合している。全ドルイド委員会、すなわちかの十三人委員会が、死の結社のいわゆる根幹をなす委員会である。十三人委員会の上にはさらに高位の九人委員会があり、三人の内部グループがその九人委員会を主宰しているものと思われる。
--------------------------
 

戻る