ロックフェラーの支配戦略は、最小費用で最大効果をあげるように組み立てられる。教育界を支配するためには、教員養成機関と教科書執筆者を押さえれぱよい。宗教界はおもな神学校を押さえる。行政部門のトップはロックフェラーの部下で古められる。つまり、指導者を支配すれぱよいのであって、大衆は指導者を通じて操作できる。マスメディア、マスコミについても、ニュースソースそのものを押さえる。CFRの会員千五百五十一人のうち、六十人がジャーナリズムに、六十一人がコミュニケーション管埋に従事しているという。ニユーヨーク・タイムズ、ワシントン・ポスト、ロスアンジェルス・タイムズは、アメリカの三大新聞だが、いずれもトップはCFRである。ユダヤの宣伝機関、AP、UPIも、トップはCFRのメンバーである。世界最有力の新聞と自ら豪語するニューョーク・タイムズは、一八九六年、ユダヤ人アドルフ・オックスが員収してから、完全にユダヤ勢力の支配下に置かれた。
それ以降、ニューョーク・タイムズは、アメリカのみならず、全世界のユダヤ指導層必読の機関紙となり、ひいては世
界各国の指導階級の愛読紙となった。このニューヨーク・タイムズの外交論説を長年の間、担当していたのは、ユダヤ人ウォルタ−・リップマンであった。ピューリッッアー賞で有名なジョゼフ ピューリッッアーも、ョーロッパからアノリカに移住したユダヤ人である。誕生当時は子供だましの見世物にすぎなかった映画を、いち早くユダヤは思相宣伝戦の武器として活用した。一九三○年代までに世界市場を制崩した、パラマウント、ワーナーなどアメリカの八大映画会社はすべてユダヤ系であり、資本系統ではモルガンとロックフェラー財団につながる。
第二次大戦後、テレビ時代に入ると、テレビは「大衆を秘密のうちに洗脳するシステム」として位置づけられ、NBC、ABC、CBSの三大テレビ網は、すべてCFRによってコントロールされている。大手出版社、有力雑誌もユダヤ、CFRの管埋下にある。「ニューズ・ウィーグ」（ワシントン・ポストの子会社）はその一例である。「メディアクラシー」は完成し、二憶五千万人の家畜の郡れが飼育され、アメリカの自由は死んだ、といえるだろう。