アフガンの結婚式場に爆弾を降らす獣の国、アメリカ

       ■今日の新聞各紙に腹立たしく、また驚くべき虐殺事件が発生しました。例の「誤爆」
       です。アフガニスタン南部ウルズガン州で7月1日未明、結婚式が行われていた会場に
       米軍が爆撃し、少なくとも一般市民40人を死亡させ、60人以上を負傷させました。
       120人、あるいは300人が死傷したとの情報もあります。あつ報道では、米軍機が
       披露宴の祝砲を攻撃と勘違いし、応射した可能性を指摘しているといいます。米軍の殺
       し放題、やりたい放題の状況をどう阻止すればいいのか、歯がゆさと苛立ちで一杯で
       す。
       http://www.yomiuri.co.jp/05/20020701it15.htm
       米軍誤爆か、アフガン南部で結婚式場の40人死亡

       ■まさに米軍と米政権の戦争犯罪が世界中で荒れ狂う中で、米国は、自己保身のために
       国際刑事裁判所設立に当たっても露骨に妨害しました。なぜなら、もし戦争犯罪が問題
       にされれば、その最大の被告は米軍兵士とその将校や最高司令官であるブッシュ大統領
       自身になることが必定だからです。マザリ然り。今回の結構式場の虐殺然り。
        それでも数々の紆余曲折の後7月1日に発効した国際刑事裁判所(ICC)設立条
       約。これはジェノサイドや戦争犯罪を犯した個人を裁くものですが、戦争犯罪を裁く常
       設の裁判所設置は史上初めてです。前クリントン政権は条約に署名しましたが、現ブッ
       シュ政権になるやいなや署名を撤回してしまいました。同裁判所は、最大の被告を欠い
       たまま不完全な形でスタートします。しかし国際世論の力で、米軍の戦争犯罪を告発し
       ていく必要があります。戦争犯罪の追及自体が米の次なる侵略戦争を阻止する重要な要
       因になるのです。
       http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020701-00003049-mai-int
       <国際刑事裁判所>設立条約が発効 常設は史上初
       http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020701-00002027-mai-int
       <国際刑事裁判所>設立条約が1日発効 現米政権は署名を撤回