セルチャーチのわな(2)

 

 
 
 
 
 

変質した教会:

セル教会と家グループ   
       トリシア・チリン著 バルク訳

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*以下はイギリスの見張り人、トリシア・チリン女史によるレポート。
彼女は、いわゆるセルグループ、小集会運動、スモールグループに関して、
この世界的な運動の背後にある、隠れた狙い、目的、またその怪しい水源、人脈に
ついて豊富な調査をもとに語ります。

セルグループにより交わりがあり、訓練があり、学びがある、何の問題があるのかという
人もいるかもしれませんが、このレポートを読む時、ものごと、
その様に単純なものでなく、キリスト教会のどの様なムーブメントにも裏があり、何ごとも吟味が必要なことがわかるでしょう。

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パート4の内容
 
別の初期における影響と人物
 学生ボランティア運動
 ノーマン・ビンセント・ピール
 ロバート・シューラー
 ロッド・トルディンガー
 ハワード・スナイダー
 ジュアン・キャロルズ・オーティズ
 デイビッド・ヨンギ・チョー
 デイル・ギャロウエイ

別の初期における影響と人物
 ある人によれば、「2000年までにキリストのために世界に到達する」という理想主義的なビジョンを産んだ学生ボランティア運動によって、教会成長に関するより実用的で、また数指向である探求者による敏感なアプローチへの動きが(20)世紀への変わり目に始まったと言われています。
彼らの標語は「この世代の世界の福音伝道」でした。
1886年にマサチューセッツではじめられた家庭の聖書研究グループにおいて、「すべての人が、すべての人に行くべきである」と学生に語ったA. T.ピアソンの指導者の下で、それは開花しました。ピアソンは、十分な人的資源と情熱によって1世代以内に世界が勝ち取れると信じましたが、そうはなりませんでした。

 別の候補者がいます。サラ・レスリーはこう書きます:
私達が現代の家の教会運動に位置づけられる最も初期の本は「クリスチャン・セルの創設」と題された50年代半ばの「ヴィンテージ」です。
 この本は、たいていニューヨーク(ノ-マン・ビンセント・ピールの教会)の大理石協同教会と連携して発展していたニュースタイルの礼拝の積極的な霊的成功者についてのシリーズものです。

 ノ-マン・ビンセント・ピール

は、フィル・ドナヒュー・プログラム上で1984年に、「生まれ変わる(新生)必要はありません」を発表しました。
「あなたは神に通じる道を持っています;私は私のを持っています。私は神道神社で永遠の平和を発見しました。..私は神道神社に行ったことがありますが、神はどこにもおられます」
彼女は続けて:
 「本には、最も初期のセル教会運動の定義が提供されています。それは、数十年後、セル教会指導者によって提供された定義とほとんど同一のものです」
 そのキリスト教会は、単立の、小さなグループの交わりから始まりました。それが成長し、分かれるにつれて、多くのそのようなグループ(「教会」または「教区」)が形成されました。プロセスは生物学の世界で「細胞有機分裂」またはセル分離と似ていました;そこに「セル」の由来があります。 ("キリスト教セルを創設"の序文より)
 
 
 

ピールと彼の友人であり弟子であるロバートシュラー(「教会は現実の可能性を持っています」の著者)の両者は、異教的な「新しい考え」キリスト教科学教義、「積極思考」を支持し、「破門された」はずのフリーメーソンを目標とする自尊心福音を信奉しています。自分で、このサイトに行くことによって、ピールの「キリスト教」を判断することができます(そこで、彼は33位階メーソンとして誇らしげに描かれており、彼の「スコットランド儀礼メーソンによって寄贈された南方の支配権の肖像」によって「最高の寺院建築家1991」として尊敬されています)。
 OFFSITE LINK: "Norman Vincent Peale: An Man who Made up his Mind"

ロバート・シューラー

シュラーは、「私達は、非キリスト教徒と教会に属さない人々に印象を与えようとしています」と語ります。
「私達は、この忙しく高速道路に乗っている裕福な非宗教的アメリカ人たちに大きく、美しい印象を与えようとしています」
 しかし、シュラーは、それらが神の法律と命令に反して動いていることを示すことによって彼らを怒らせるつもりではありません。
 シュラーにとっては、「罪は、各自の自尊心を自分または別の人間から強奪する何らかの行為または考え」です。
1984年10月5日‘現代のキリスト教’で発表された「自尊心:新しい宗教改革」(p 14)で、彼の長い手紙の中でシュラーは言います。

「私は、キリストの名の下で、キリスト教の旗印の下で行われてきたことが、いかなるものであっても人の個性に対して破壊的であり、それゆえ、人々が失われ、罪深い状態であることに気づかせようとするしばしば粗野で、無骨であり、それはキリスト教的でない戦略より以上に、福音伝道計画に逆効果であったと考えます。」

 1992年に、ロバートシュラーは、「本当のカトリック、プロテスタント、ギリシャ正教、福音主義的、カリスマ的な統一された霊の中で明確にイエス・キリストのメッセージを共有するため」、ユナイテッド教会のグローバルな任務(CUGM)と呼ばれる新しい組織を創設しました。
 統合教会の本部、リーズ・サミット、ミズーリでの彼の教会成長原則を分かち合ったウォレン、ミシガンで新しい単一性教会(ユニテイ)の除幕式をすることによって、彼のエキュメニカル声明書を裏付けました。「ユニティ」は、イエスの神性を否定し、キリスト転生再生を教えるカルトです!  [ライオンと小羊の働きから]

 これらすべて(の異端的教理)にもかかわらず、シュラーは、教会成長関連グループにおいてワグナーや他のリーダーと共に肩を並べて立っています。 会議への途上、法王ヨハネ・パウロU世を訪問し、彼は1998年3月のシチリア島におけるその国の最初の教会成長会議のためにデイビッド・チョー・ヨンギと合流しました。
 彼はまたガーデン・グローブで、アメリカ初の教会成長の集会を導きました。
1997年に大都市教会からの80人を超えるゲイと同性愛の牧師たちと一般のリーダーが、クリスタル大聖堂で「成功した教会リーダーシップのためのロバートシュラー研究所」開設式に参加した際、その会の講演者はセル教会の有名人ビルハイベルズ、ジョン・マクスウェル、およびリック・ウォレンが含まれていました。
 

1989年9月8日の‘現代のキリスト教’誌は、C.ピーター・ワグナー、ビル・ハイベルズと共に、クリスタル司教座に座るシュラー師の写真を載せていました。自尊心の哲学は群衆を惹きつける主要な物であるので、「教会を拡張し、世界を回心させている」という名のもとに、異端を見落とさせている可能性があるようです。

 ワグナーは、実のところ、ノルマン・ビンセント・ピールに恩を受けているロバートシュラーに敬意を表しました。
ワグナーは述べます:
「可能性考察とは、基本的に聖書が信仰と呼ぶものの同義語として凝縮されます」。
シュラーの可能性考察の定義は、要求された目的が達成されることができる可能な方法を考え出すことについて訓練された想像力という神から与えられた能力の最大限の利用と言えます。
彼は、世界で最も大きい力とは、積極的思考の力であると確信します。
[C.ピーターワグナー、「あなたの教会は成長することができる」(ベンチュラ、カリフォルニア:豪華な装丁の本1976年)58ページ]
OFFSITE LINK: See "The Gospel According to Schuller"
 
 

ロッド・トゥルーディンガー

 セル概念における初期の本の中の1冊で1979年に出版されたロッド・ツルーディンガーによる「命のためのセル」を一読するとき、私は、今日のいくつもの考えが、すでに数十年前に存在していたことを知り衝撃を受けました。
例えば:
(22ページ)教会のためのモデルとしての有糸分裂または細胞分裂
家における弟子グループ(19ページ)と共にある都市教会(15ページ)
(26ページ)エテロのモーセに対する助言
(27と33ページ)12のグループ
(88/89ページ)必要を感じ取るしもべ伝道

50年代と60年代の南アメリカ教会成長に興味を抱いたオーストラリアのシドニーにある英国国教会のA.ジャック・デイン司教の講義によるところの、1964年と同じくらい早い時期のセル概念の導入についてトゥルーディンガーは語ります。
 
 1975年メキシコシティで[、デイン司教はローザンヌ継続委員会の議長を務めました。
世界福音伝道における最初の国際的な会議に先がけたインタビューにおいて、ICOWEの会議議長として勤務していたデイン司教はこう述べました:
「ローザンヌは福音伝道(evangelism)の議会ではなく福音化(evangilization)における議会です」
トゥルーデインガーはまたローザンヌの福音伝道における1974年の国際議会の重要な講演者の1人ハワード・スナイダーの教えである12のグループの概念に言及します。
 バーニー・クームズが雑誌(Renewal)「刷新」の中でそれらについて書いた時点で、セル教会は1970年と同時期に、すでに英国復興運動に影響していました。
スナイダーのように、彼は新しい構造を「新しいブドウ酒用の皮袋」と呼びました。 けれども、この再三繰り返されるフレーズは、すぐに統治主義の教えの外に出、21世紀のための教会の完全に新しい秩序を促進するリバイバル信仰復興により熱心に採用される様になっています。
(これは、ワグナーその他による「第二の宗教改革」という概念によって保持されています。)
‘21世紀のために教会を作り直す’というウィリアム・ベッカムの本では「第二の宗教改革」)と呼ばれています。
この概念のこれ以上の説明のために「ネット」を見てください。
 トゥルーデインガーは、システムの更新を乗り越えて横たわっている、さらに大きい概念、それを「回復」と述べます。「リバイバルはずっと大きい何かのための基礎です」「回復!」 (命のためのセル、11ページ)今日、彼の見解はこの惑星上のほとんどすべての主要なミニストリーによって採用されています!

ハワード・スナイダー

ハワード・スナイダー、自由メソジスト(統合神学校/アズベリー神学校)は、とてもありそうにない「家の教会の提案者」であるが、特に、彼の1975年に出した本、彼がサンパウロ、ブラジルでの6年の伝道者の奉仕の後に書いた「ブドウ酒用皮袋問題」(InterVarsityプレス)この本は極めて影響力がある。これは、
スナイダーのオリジナルな画期的な本であり、その改訂版は1996年から出版されている「根本的なリバイバル」です。
今日の「ブドウ酒用皮袋問題」は、宣教師とセル教会指導者に指示するための教科書になりました。
 スナイダー(1974年のローザンヌでの世界福音伝道における国際議会の主要な講演者)は、霊的のリバイバル、主としてカトリック神秘主義的な形態を提案し、教会の更新のためのセンターのボードの上にある「キリスト教精神性」グループの一部となっています。彼は自由主義者であり、エキュメニストであり、環境保護活動家であって、私は彼を「キリスト教ニューエイジ」に分類する。
 彼の本「地球電流」(アビンドンプレス)は、グローバルな視野から検証した上で、8つの文化的傾向が1990年-2030年の間に起こると信じています。5章と12章は環境について述べています。
(同じ思想の、あるものは彼のウェブエッセイ「教会の福音伝道者ライフスタイル」の中で提供されています)。スナイダーの1977年代の本「王の共同体」はもう入手できません。そこで彼は、こう述べています。
「私達は伝統的な教義−教会の外に救いなし−を回復する必要があります」-しかし、これは聖書的に理解される必要があります。
 アウグスティヌスが、教会に対して、頭とからだの緊密で離れ難い関係を強調し、さらに彼が、教会の歴史が頭なるキリストの歴史と並行すると言った時彼は正しかったのです。
「教会の外に救いなし」の伝統的な視点についての問題は、これが、神の人々のコミュニティへの生命的、可視的参加というよりも制度上のこと礼典主義的なことと理解されるようになったことです。
 スナイダーの教会についての教えと、信仰による救いが、絶えず真実のクリスチャン共同体と真の弟子訓練とに密接に関係づけられなければならないという主張は、地上における霊的共同体の偉大なる一人の母としての可視的教会の優位性を再建しようとするカトリックの神学者から引き継がれている「しるし」です。
 しかし、それは、一つの聖なる公同的、使徒的教会という神の共同体によって代表されるところの、世界規模での神の国の前進的顕示のための働きである「無千年期説」追求でもあります。
 スナイダーには、教会を成長させることは、「地球を癒すこと」への生命的ステップであり、神の中ですべての物を和解させること。従って、ここに多くの危険があります。
 教会が数で小さくあり続けるならば、そしてグローバルなインパクトなしにあり続けるなら、そのために、「罪の働きからの物質的な宇宙の贖いさえ含む」「神の宇宙的計画」起こすことができない、ゆえに…、ここに、地球上の神の代理として教会の任務がある、とスナイダーは断言します。
「神が、すべての領土ですべての民族を弟子にするために彼の教会を呼び出した時に、これは数の成長を暗示しています」。「弟子は数えられる」。(王の共同体 118ページ)
 この光に照らし考慮して始めて、従来の教会理解は見られ得るのです。
「聖霊のからだであるコミュニティの形成よりも個々の魂の文化の問題を優先する」のは、仕事を失敗させます。

(訳注:「教会の外に救いなし」は代々、カソリックで唱えられて来た、蛇の論理です。
この教会は、この教え、考えにのっとって、教会の方針に従わず、マリヤ崇拝、法皇への
盲従等の異端教理に従わない人々へ、「破門、追放、異端」等のあらゆる
迫害、攻撃を行ってきたのです。そして、「教会の外に救いなし」として、
カソリック教会を追い出されたら、天国へ入れないと恐れる人々を支配してきたのです。
これに異論を唱え、正しい救いを伝えたのが、宗教改革、プロテスタントなのですが、
終末になり、プロテスタントは、再度、この怪しい教えのとりこになります。)
 
 

「成長は会衆という信者の増加から来ます」。
「もし教会成長が、建物が建てられるか、牧師がアカデミックに訓練されるか、予算が展開されるのと同じ速さだけ成長することができるとするならば、成長はこれらの目的で利用可能な資源に制限されることになります」。(123 ページ 同じ箇所)
従って、教会の組織はグローバルなコミュニティに変更されなければなりません。
「教会についての聖書的な理解を公平に取り扱うために、私達は、福音伝道のゴールがキリスト教コミュニティの構成であると言わなければなりません」(104のページ 同)。
しかし、「いかなる構造が、真実の教会との単一性と福音の効果的な宣言を促進するために造られることができるか、、また造られるべきか?」と彼は尋ねます。
 1977年に書かれたこの本の中で、スナイダーが提案したこと(まさに、私達が現在世界中で見るそのまさしくその組織)を知ることができることは読者への驚きには全くならないでしょう。彼は、都市教会、規則的な大規模な都市の範囲のお祝い(カトリック教徒を含み、ギリシャ正教のすべての教団を含みます)、そしてその成果を達成するための、ある調査と通信のネットワークを提案しました。
彼は、最終章「更新への7段階」の中でセル教会構造と開拓教会を持つためのステップ4-7を提案しました。
私達が次の文を読む場合、そのような方法によって作成されているグローバルなコミュニティの強調には、要注意です。
「カトリック教徒、プロテスタント、ギリシャ正教、およびユダヤ人キリスト教徒を含む完全に聖書的な福音主義者のムーブメントの出現の時は、世界中で熟しているかもしれません」。
アーサー・グラッサーは、プロテスタントが、福音主義的カトリック教徒と出会いはじめており、彼ら自身をしのいでいる親交とデボーションにおいて何人かの誠実なカトリック教徒がイエス・キリストを知っていて、愛していると気づいていることを認めています。

「第二バチカン会議の後でローマ・カトリック主義の中における聖書的であること、カリスマ的なことを強調することは急速にローマ教会の多くの伝統的なプロテスタント批判を無効にしています」。(同じ箇所ページ181)

(訳注:第二バチカン会議以降、ローマカソリック教会は変わった、
福音的になった、また聖霊の働きを受け入れる様になった、カリスマ的になった、
だから彼等とのエキュメニカルな一致には問題ない:との論調が日本の福音派にも広まっています。
勿論、実際にそうであるなら、それに越したことはないのですが、その論調には、
要吟味であると多くの欧米のクリスチャンが警告しています。変わった様に見えるのはみせかけだけであり、実際は第2バチカン会議以降、何も変わっていない、またカソリックカリスマ運動の霊は、マリヤ崇拝を決して否定しない、すなわち、これが本当に神からの霊とは限らないとの
警告が多く寄せられています。要吟味なのです。)
 
 

ジュアン・キャロルズ・オーティズ

オーティスは何年もの間ブエノスアイレス、アルゼンチンで大きいペンテコステ会衆の牧師でした。
彼は1974年のローザンヌにおける世界福音伝道会議そして、1975年の彼の最初に出版した本、「弟子」を通して国際的に知られました。彼は、5人のフォート・ローダーデール・リーダーを彼の弟子の身分と教えの権威に採用したことによって「案内と覆い」の動きの引き金になったと、しばしば思われています。
スナイダー同様、多くの他のセル教会提案者のように、オーティスは、教会が、信者の団結した国際社会を形成するためにその構造を一掃し、柔軟な「新しいブドウ酒用皮袋」の中に改造しなければならないと信じました:
「神は、新しいコミュニティを持とうとしています」。
事は、教会で起こり始めています。
世界は一般にまだそれを知らないが、そのことは来ています。
「神は、新しいコミュニティを持とうとしています」。
事は、教会で起こり始めています。
世界は一般にまだそれを知らないが、それは来ます。
それが牧師たちに始まったら、私達は、山の上にある町に似て、互いを愛するコミュニティの実例として、それは私達の都市のキリストの体の他の部分に迅速に広がるでしょう。
イエスが都市を見る時に、彼は彼の羊飼いと羊をすべての1つの統一体と見ます。私達がイエスの中にいるならば、私達は同じ物を見ます。
私達のすべては「正しい」教義を持っているわけではないが、それはともかくイエスが私達を愛することを妨げるべきではありません。
「それはまたイエスの僕を止めるべきでありません」。
(55、59ページ「弟子」)

サラ・レスリーは書いています:
「セル教会の概念の初期における関連記事は、70年代前半において、ノースカロライナのモントリートでのビリー・グラハムの家での牧師会の会議に新しい教会構造についての彼の見解を提案したジュアン・カルロス・オーティスのその陳述の中で見出されます」。
「彼のメッセージ」(からだの単一性を通して地球の上に神の国を回復するための基本原則)は出版されて、広く販売されました。オーティスは1950年代にアルゼンチンでセル教会の構成による彼の実験を開始し、彼のモデルは地球のあちこちで広く模写されています。

‘セル’とは、私達が一定の目的のための5人以上の人の集会に関して使った一時的な名前です。私は聖書の中に「セル」という用語がないので、それは一時的な名前であると言います。
その適切な名称は‘家の教会’であるべきです。しかし、‘家の教会’という名前は、私達が、今までに持ったある種の教会の形態を思い出させます。従って、私達は、彼らが家に行き、聖書を開き、それを読み、対話し、歌い、そして、祈り、家に帰ってゆく所に関して、それが一般的な集会ではないことを示す言葉‘セル’を使います。
私達が以前していたようなもの、それは全く利点がありません。「従って、それらが完全に違う概念であるため、私達は私達の新しい集会を‘セル’と呼びました」(103 ページ 「弟子への召命」1975年)
「マックラヴァンと彼の指導者たちのように、オーティスは強調点を弟子の身分ではなく福音伝道(数)に置きました:」
「初代教会は日曜学校について何も知っていませんでした」。
彼らは、信者が成長し、増加する最もよい方法は聖書講義を通してでなく生きた細胞を通してであると知っていました。
「これは、リーダーの下で家で会うので彼らの人生が形づくられるようにと彼らが他のセルで自身を結集し、増加させることができる4人または5人の小集団を意味しています」。[29ページ「弟子の身分」への召命]
 
 

注:ジュアン・カルロス・オルティスは現在、カリフォルニア、ガーデン・グローブ・クリスタル大聖堂で、ヒスパニックの働きの牧師です。そして、クリスタル大聖堂キャンパスにあるフクア・コミュニケーション学校の教授です。−私達が上記を見た時に、クリスタル大聖堂はロバート・シュラーによって牧会されていました。

ダビデ・チョー・ヨンギ

世界アセンブリーズ・オブ・ゴッド議長、
セル教会運動の最も有力なリーダーはダビデ・ヨンギ・チョー博士(ヨイド純福音教会、評判によればソウル、韓国に置かれた世界で最も大きい教会の主任牧師)です。会衆は25,000を超える家庭のセルグループによって1997年に750,000人以上を数えました。
チョーは、1981年に出版された「成功した家庭のセルグループ」を含む多くの本の著者です。
チョー博士は、十代の時、仏教からキリスト教に回心し、1958年に、彼はソウルの郊外で礼拝を導きはじめました。
1967年に、セル・システムが導入された時に、それは7,750人の個人から成り、2,267の家族が125個のセルに組織されていました。
教会構成員が10,000人に達した時に、教会はヨイドに再配置されました。
現在のYFGC(ヨイド・フル・ゴスペル教会)の最初の礼拝は1973年8月19日に開始されました。
1976年に、彼の教会成長の原則を共有するために、チョー博士はフォーラムとして教会成長国際(CGI)を設立しました。

1992年の9月に、チョー・ヨンギ牧師は、世界の60ヶ国の間に30,000,000人のメンバーを持つ「世界アセンブリーズ・オブ・ゴッド」として現在知られている「世界ペンテコステ・アセンブリーズ・オブ・ゴッド」の実行委員会の会長に選ばれました。
CGM(セル・グループ運動)における他の関係者のように、チョーの強調は増加(数)でした:
「私達の教会は生きる有機体になりました。家庭のセルグループは生きている細胞(セル)で、彼らは人体の中の細胞のように多くの役目を果たします。生きる有機体の中で、セルは成長し、分裂します。かつて、1つのセルがあった所、それは、2になります。そして、4、そして8、そして16と次々に前に進みます。細胞は単に体に追加されていません;それらは等比数列式に増加させられます」  [65ページ成功した家のセルグループ]

調査員は書きます:
「チョーは、積極的な思考、積極的な話、および積極的な視覚化が成功へのキーであり、誰でも、各自の精神において鮮明なイメージを創出し、それに集中することによって物質的な現実を文字どおりに生み出し、産出することができる、と教えます。チョーは、視覚化が全然ないならば、教会成長は全然ないであろうと主張します。
 彼は、すべての聖職者が、視覚化を持つ必要があるとし、ビジョンの中で人の中のプロセスが何らかの図を通し、夢が奇跡と能力を引き起こすことを強く主張します。
 しかし、この方法は非聖書的であるだけでなく、それは数千年の間シャーマンと魔女診療によって行われ、知られている最も強力なオカルト・テクニックなのです:聖書的な洞察ミニストリーよる

 この記事の目的に関して、韓国の教会について知る上で重要なことは、それが牧師、階層的なリーダーシップ、および伝統的な賛美歌、聖歌隊、およびオーケストラによる毎週の礼拝に出席することを要求する1つの単一教会であり続けていることです。それは「家の教会」のネットワークではなくセルに分割された1つの教会です。
 教会は多くの組織と働きを主催し、チョーは、「純粋なセル」構造を作成するために決して「プログラム」を取り除きませんでした。
 彼の教会はラルフ・ネイバーのモデルよりもむしろカール・ジョージのメタ教会様式に分類されるが、しかし区別はしづらく、この教会はすべての種類の教会成長プログラムを歓迎し、それに関与しています。例えば、セル・ベースの奉仕会議と対照的に、チョーは年間を通しての教会成長コンファレンスを考えています。
 1997年の年間教会成長会議で、リック・ウォレンとビル・ハイベルズ(メタモデル)はラリー・ストックスチルとビリー・ジョードータリ(純粋なセル・モデル)とともに主講師でした。
 オフ・サイト・リンク:「デイビッド・ヨンギ・チョー:一般的な教え&活動」

デイル・ギャロウェイ

 ギャロウェー博士は、「信徒によって導かれた必要ミーティングの働きを開発することにおけるパイオニア」です。多くの牧師たちが、どのように効果的なセルグループの働きを造り上げるか、そして維持するかを学ぶため彼の教会成長研究所に世界中から集まりました。
 彼は、1972年にオレゴン、ポートランドの郊外に「新しい希望コミュニティ教会」を設立しました。そこではスモールグループの中に6000を超えるメンバーがいます。彼は現在アズベリーの神学校のビーソン国際センターで、聖書的な説教と礼拝リーダーシップとの学部長です。
 「20/20 VISION」は1986年にデールE.ギャロウェー牧師によって書かれ、ギャロウェーが成功した教会成長の方法論を説明しています。そこで、彼は、誰が彼の師であり友人であるかを私達に語ります:

「20/20 VISION」は、止めたいと思わない牧師と教会指導者のために書かれました。彼らは、この地球の上で神の教会を建てるために、前もって負担を担うことを求めます。
 教会成長は、私が思い出すことができる限り、心燃える願いでした。私は、30年の間教会管理者であった私の父、ハーヴェイS.ギャロウェー博士のような人に恩を受けています。また私が大きい夢を追求した時に、この14年の間インスピレーションと動機づけの源泉であった個人的な友人であるロバートシュラー博士に、さらにビジョンと働きが、私がこれまで可能であると考えたところを遙かに越えて私の地平線を拡張することをチャレンジしたポール・チョー博士に負っています。 [20/20 VISION 7-8ページ]
 ナザレ神学校の卒業生であるギャロウェーは、どのように、教会と「それを移行させるか」の新しい方法論について語り、彼の見解を聞く用意ができている聴衆に対しては、非常に影響力のある人物です。
 彼が出版した18種類の本、100万を超える書籍を通し、ギャロウェーは、キリスト教界の大きな領域の考え方を変更する立場にあり、自尊心グル(尊教)・シュラーと四次元の神秘家ポール・ダビデ・チョーのような師とともに、私達は、ギャロウェーのこれらの熱心な弟子たちが教えられる事について関心をもつ必要があります。

(コメント)
セルチャーチの源泉は、積極思考のロバートシュラー等の怪しい面々であり、彼等は、
キリスト以外にも救いがある、神道にも救いがあるなどと怪しいことを語っています。
そして、彼等の目標、強調点は「数指向」です。
数のためには、多少の教理や、世との妥協は必要という考えに基づいています。
その様なわけで、終末の惑わされた教会は、伝道優先という美名の下に実際は、
神のみこころや聖書の教えに忠実であることより、ただ、「数」を追い求め、
結果として、
怪しい変質した魔術まがいの積極思考、念力信仰に引かれていきます。
このことは霊の世界でも同様であり、リバイバル、神の働き優先の美名の下に、
何でもかんでも「リバイバル」ということで、怪しい金粉や金歯や、悪霊のリバイバルを
教会は呼ぼよせる様になります。
「伝道」そして、「リバイバル」この2つの美名のニンジンの下で、教会は、
愚かにも終末の惑わしに入っていくのです。