異端教理「キリストと共同の購い主マリヤ」


カトリック教会に、「キリストと共なる購い主であるマリヤ」を宣言させるため広い支持を得ているカトリック処女マリア信仰カルト

ニューヨーク、8月19日(UPI)
聖三位一体を展開して、聖母マリアの地位を高めるために、枢機卿ジョン・オコナーはカトリック教会の中で静かにこの運動を押し進めています。
提案された「聖なる四位一体」(訳注:聖なる三位一体と比べた言葉)において、マリヤは複数の役割を果たすでしょう--神、父の娘、イエス、息子の母、および聖霊の配偶者。
新しい教義はイエス・キリストとマリヤを等しい立場に置くでしょう。
この神学的な変化を要求しているグループは世界的全体で430万の署名を集めました。
そのグループは、イエスのようにマリヤは神と人の間の仲介者であったと語っています。

オコナーのスポークスマンはニューヨーク・デイリー・ニュースに、枢機卿は、新しい教皇制度の教義を出すことを法王に求めなかったと言っています。しかし、彼はこの考えを「神学的に健全である」と言っています。何人かのカトリック教徒は、マリヤを神格化したいという願望を持つ、論議を呼ぶグループはカルト的であり、ミレニアムの終わりの熱狂であって、いずれ消え去ってしまうと主張します。
またこれらの批評家は、(マリヤを神格化する)神学における変化は、マリヤを拝まない他のキリスト教グループを覆すことになるであろうと論じています。
 

タイム誌(ロンドン、UK)1997年8月21日の木曜日の4ページ。

法王は、マリヤを「共同贖い主」と名付けるように依頼される。
(リチャード・オーウェンとマイケル・ホーンセルによる)

英国とアイルランドの800万人のローマ・カトリック教徒の多くは、イエス・キリストとマリヤを同等の立場に置き、聖母マリアをキリストとの共同贖い主として宣言をするための法王への世界的訴えを支持しています。

40,000を超える署名による請願は、米国で組織され、週末までにバチカン宮殿で法王ヨハネ・パウロ二世に渡されるでしょう - その署名は彼が提案された教義を支持する157ヶ国からこの四年に受け取った4,340,000の署名に、追加されます。

マリヤを、すべての恵みの共同贖い主または女性仲介者として宣言することが、今まで多くの教団の中で彼女に与えられた名誉を越えて、マリヤの地位を一段と高め、果ては「聖三位一体」の代わりに「神聖なカルテット(四位一体)」を創設することになる、と信じる人々の間に、恐れが募っています。

ニコラス・クート(イギリスとウェールズの司教会議の補助書記長)は昨日言いました:
これは私を落ち着かない気分にさせます。
ただ言えることは、人には越えてはならない一定のパラメータ(設定値)というものがあると言うことだけです。
これらのうちの一つは、法王の下にあるすべての司教で構成されている第2バチカン公会議によって教えられるものであります 。
人間に対するマリヤの役割が、キリストによる独特な和解の調停を少しも覆い隠したり、減少させることはないと、彼らは大いに強調しました。
第一テモテの中では、「神は唯一です。また、神と人との間の仲介者も唯一であって、それは人としてのキリスト・イエスです。」と言われています。(第一テモテ2:5)

法王は聖母マリアカルトの信奉者です:
彼は、彼の人生の中で数回に及ぶ機会、とりわけ1981年5月の聖ペテロ・スクェアにおける彼の命への攻撃の機会に、彼の命をマリヤにょり救われたと信じています。

彼は77歳であり、健康状態は芳しくない中で、自分ができる間は、マリヤを(キリストとの)共同贖い主に昇進させさせることに傾倒し続けることでしょう。
しかし、彼は、特定の方向に教義を押し出そうとすることができる一方、主要な教義上の変化は、教会全体によって決定される必要があります。それが効果的になされることは、第三バチカン公会議を意味します。

1962年-65年の第二バチカン公会議は、マリヤの信奉者たちからの圧力の下にあったけれども、(枢機卿Wojtylaとして前任の地位で出席した現在の法王を含め)マリヤについての制限された項目内にそれを閉じ込めることになりました。その時、法王であったパウロ四世は彼女を「教会の母」であるとだけ宣言しました。

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