#出版には圧力がかかり抵抗すれば殺される

私はよく次のような質間を受ける。「本当にフリーメーソンとはあなたの言うような危険な集団なのろうか。そのような陰謀があるという証拠はあるのか」私は一介の牧師である。フリーメーソンのような、世界的で、有能かつ有力な人々の集団を詳しく調査研究するすべも力もない。しかし、私のような小さな者でさえ、この集団を少しでも調査研究することは非常な危険を伴う事だという事が分かる。私の知る限りでも無数の人々がこの研究または警告をしたために殺されてきた。もしそのような陰謀がないなら、どうしてそのような危険が存在するのだろうか。

どうしてゲイリーアレンやラリー・エブラハムの本はアメリカでは一般の書物の販売ルートに乗せる事が出来なかったのだろう。日本でもこの手の本の出版にはどこからともなく圧力がかかるのである。陰謀がないならなぜ、研究者たちは電話の盗聴、手紙の開封、危険物の配達、交通事故、不慮の死を覚悟しなければならないのだろう。さらにやっかいなことに、この世界的な陰謀を調査研究し、発表する時どうしても陥る罠がある。それはユダヤ間題、反セミチズム(反ユダヤ)とのからみである。

研究者はほとんど反ユダヤ主義者ではない。むしろ歴史上の反セミチズムに憎悪を抱き、ユダヤ民族のこれまで被って来た迫害と惨劇の歴史に限りない同情心を持っているのである。それにもかかかわらずこの壮大な陰謀の首謀者の集団がユダヤ人であると結論づけないわけにはいかないのである。世界のユダヤ人のほんの一握りの邪悪な人々が想像を絶する権力と金力を持ってこの陰謀を押し進めている。ほかのユダヤ人は時に迫害され、時に利用され、時に動員され、時に同胞であるこれらの集団の犠牲にさえなっている。これらの集団は実に巧みに、ユダヤ人の悲劇を隠れ蓑に、自分たちの陰謀を妨げるものを排除出来るのである。

この手口があまりにも汚いので、当のユダヤ人の中からさえ反発を感じるものが出て来
る。私たちがある種の情報を入手出来るのもそのためである。その上、フリーメーソンやイルミナティさえ、実は本当の陰謀の本営ではない。私たちは余りにもあからさまであるがゆえに偽書と言う烙印を受けた書物からその神髄を知ることが出来る。「われわれの天下になるまでは、メーソン結社の支部を世界各国至る所に増設して現在または未来の偉大なる人物を網羅して加入させることに勤める。なんとなればこの結社は重要なる謀報機関であり、感化機関であるからである。

メーンン支部はユダヤ人をもって組織されている最高本部において統括する。この最高本部の存在をメーソン結社員以外には絶秘密にしなければならない。各支部には本部より発する密令を左右し、かつ貴任をもって実行し、かつ本部の存在を隠蔽するにたる代表者を配置するであろう。各支部には社会のあらゆる階級の者を引き入
れてあるから、これらの者らによって革命運動家および自由主義運動者らと連絡がとれ、その情報が摩断無く集まってくる。

これによって政治外交上におけるいかなる秘密計画も決定せる当日に容易に探知することが出来るので、最高本部においてはただちにこれらの詳細な報告に接する事が出来る」「我々の行政の仕方は、極めて鋭い観察と分析に基づき、また非常に巧緻な構想に基づいているので、何人といえども、我々と太刀打ち出来るはずがない。我々の政治的計画の作成および、我々の秘密結社の一致団結力は、何人も比肩する事は出来ないのだ。一人ジェスイット教団のみは、我々と比較され得るかも知れないが、しかし、我々は好策を巡らして、彼等の信用をして無知な大衆の信用を失墜せしめる事に成功した。そしてこの成功を得られたのは、ひっきょう我々ユダヤ人がメーソン秘密結社を作って、その陰に隠れていたのに、彼等は目に見える団体をつくっていたからである」(シオンの長老の議定書より)