#世界支配の頭脳集団イルミナティ

インディ・ジョーンズという娯楽映画がある。この映画の監督であるスティーブン・スピルパーグは自分の映画には必ずメッセージがある、と言っている。どんなメッセージなのだろうか。インディ・ジョーンズ「最後の聖戦」という映画の場合、主人公の父がキリストの十字架の血を受けた杯を探している。その杯で聖なる水を飲むと永遠の命が与えられると言うのだ。さまざまな活劇の後に、その杯は見つかるのだが、最後に地震によって生じた地割れの中に落ちて、永遠に失われてしまう。フィナーレでインディは父に尋ねる。「お父さんあなたはキリストの聖杯を失ったが、何かを得ましたか?」すると父は答える「ああ、イルミネイトを得たよ」そして、彼らはタ日に向かって馬で去って行く。私はこれを見て、この監督たちが言いたかった事がよく判った。

要するに「キリスト教はもう終りだ。変わってイルミナティの時代が来る」と言っているのである。ではイルミナティとは何だろうか。文字通りには、それは光を受けたもの、啓明されたものと言う意味である。しかし、実は、18世紀にそのことばは、特別な意味を持つこととなった。

一七七六年五月一日ドイツのアダム・プァイスハウブトという人物がイルミナティという団体を作った。この人物はユダヤ人だったが、幼少のころイエズス会の修道士から教育を受けた。中世にヨーロッパのユダヤ人がどんな立場にあったかは、魔女狩りや異端審問の記録を読むだけでわかる。背筋も凍る運命が生まれながらにして定められていたのだ。だから、その記憶もまだなまなましい一八世紀のドイツで、アダム少年がどんな教育を受けたか想像がつくだう。

彼は終生変わらぬキリスト教への憎悪をもった。そしてこのイルミナティを作った。その後イルミナティはフリーメーソンの頭脳として活動を続けた。この辺の事情については特に光文社ムーブックス鬼塚五十一著「悪魔の世界支配計画666」という本が詳しいのでお読みいただぎたい。このイルミナティがどんな実力を持っているかを知りたければ、アメリカの一ドル紙幣を裏返して見ればいい。裏面左側の模様アメリカの国璽といわれているピラミッドは、実はイルミナティまたはフリーメーノンのシンボルである。そしてその基盤に書かれているローマ数字は一七七六五一。これはアメリカの独立記念日だと言われているが、実はアダム・ヴェイス
ハウブトのイルミナティ創立を祝っているのである。

独立記念日は一七七六年五月一日ではない。また、ビラミッドの頂上にある目は、ルシファーの目である。清教徒ビルグリムファーザースによって建国されたはずのアメリカの国璽は、何とルシフアーに捧げられていたのである。これらについてはやはり前述の鬼塚氏の本か、その他多くの参考書があり、私のは孫引きにすぎないので興味のある方は巻未の参考文献から適当にお読みいただきたい。

#戦争も革命も暴動も思いのまま

今やアメリカは元より欧米各国の支配層はほとんどフリーメーソンかイルミナティであると考えて間違いはない。アメリカ大統領などイルミナティの許可がなければ何もできないはずである。アメリカのホワイトハウスはイルミナティの、イルミナティによる、イルミナティのためのものである。時には彼も彼らに従順でない大統領を認めざるを得ない事があった。しかし、そんな時はケネディのように白昼堂々暗殺すればいい。まは途中で従順でなくなれば、1国の大統領の執務室に盗聴装置を取り付けて、しかも、ご丁寧にも彼らには都合の悪い相手の声だけが消えてしまうと言う不思議なテーブを公表してその座から引きずり下ろせばいいのである。ニクソンのように。

アメリカを実質的に支配しているのはホワイトハウスではない。その上に誰も知らないブラックハウスがある。そのブラックハウスはさらに上の〃光り輝く〃イルミナティハウスによって支配されている。戦争も革命も暴動も思いのままに操る事が出来るイルミナティ。それほどのバワーが全く一般の人々の目には触れず活躍できるものだろうか。どうも彼らは出来るらしい。そして、そんなことを言う奴の方が変で、全ては偶然に起こっているのだと思い込ませるこの巧妙さはまさにルシファーの知恵であろう。私はこのイルミナティの最高権力者三三三人のリストを持っている。

それは二○人の王と十三人の祭司、三○○人の君(王子)からなり、欧米の政治、金融、商工業の代表者ばかりである。いずれも途方もない富豪である。王たちの中にはロックフェラー、ロチャイルドが入っていることは言うまでもない。祭司や王子の中にはその道の専門家が見れば興味深い名前があるのだろうが、私にはあまり判らない。イルミナティはこのようにほんの一握りの人々からなり、そして、その頂点の一つの家族によって支配されているのである。それこそ、恐らくあの獣の〃聖家族〃である。

かつてこれほどの富と権力とを手中にした家族があっただろうか。想像を絶するその富はどうしてできたのだろうか。いろいろの方法はあるだろう、しかし本当はこうしてできたのだ。「次に悪魔は、イェスを非常に高い山に連れて行き、この世のすべての国々とその栄華とをみせて、言った『もし、あなたが、ひれ伏してわたしを拝むなら、これらのものを皆あなたにあげましょう』」マタイによる福昔書4:8〜9この家族と王、祭司、王子たちがサタン礼拝者だという事は知る人ぞ知る秘密である。