#フリーメーソンは計画の実行部隊

パーコードに秘められた六六六という数のところで、日本でバーコードを広めた、イトーヨーカドーとセブンイレブンが入っているメソニックビルは、日本におけるフリーメーソンのビルであると書いた。フリーメーソンというのを辞書で引くと、石工の組合と出て来る。中世のョーロッパは建築ブームで諸国は競って大きな建造物を建築した。それらはすべて石造りであったから、当時石工は重用され各国への出入りは自由であった。その石工の組合がフリー(自由)なメーソン(石工)だと言われている。ところがここにもう一つの意味があるという。それはフリーメーソンとはフラマッソンの事でその意味は「フラムの子」というのである。フラム(またはヒラム)とは旧約聖書でイスラエルの王ソロモンが神殿と王宮を建てた時の建築主任である。

このフラムはソロモンとその父ダビデと親交の厚かったツロという町(都市国家)の王から遣わされた人であって、極めて有能な人物だったらしい。聖書では彼はソロモンの要請に応じて神殿と王宮を建設したに過ぎないのだが、フリーメーソンの伝説では彼はその後、王宮の秘を知るものとして殺されたと言われている。そして彼らの信仰によれば、フラムはいつの日か復活すると信じられているのである。ところで、アーサー・ケストラーと言う作家によれば、エジブトのバロ、ローマのカイザル、モンゴルのハーンのようにフラムはツロの王の称号だったという。この国の王は代々フラムと言ったのでこのフラムも王家の出身かも知れない。

ツロの王、それは聖書の中で特別な意味を持つ言葉なのである。旧約聖書エゼキエル
二八章に次のような不思議な箇所がある。この箇所はユダヤの伝承で天使長の一人で最も権力があったルシファーが天上の神の国から追われた記録とされている。
「人の子よ、ツロの君に言え、主なる神はこう言われる、あなたは心に高ぶって言う、『私は神である、神々の座にすわって、海の中にいる』と。しかし、あなたは自分を神のように賢いと思っても、人であって神ではない。

見よあなたはダニエルよりも賢く、すぺての秘密もあなたには隠れていない。あなたは知恵と悟りとによって富を得、金銀を倉にたくわえた」エゼキエル書28:1〜4この辺りまでは人間の事、すなわちツロの壬の事なのだがいつの間にかこの王が単なる、人問ではなく天使だということが判る。「人の子よツロの王のために悲しみの歌をのぺて、これに言え。主なる神はこう言われる。あなたは知恵に満ち、美の極みである完全な印である。あなたは神の園エデンにあって、もろもろの宝石が、あなたをおおっていた。すなわち赤めのう、黄玉、青玉、貴かんらん石、緑柱石、縞めのう、サファイア、ざくろ石、エメラルド。そしてあなたの象眼も彫刻も金でなされた。わたしはあなたを油注がれた守護のケルブと一緒においた」同

『美の極みである完全な印』とはすごい表現ではないか。彼は余程美しかったに違いない。また、エデンの園にいたと言うのだが、エデンは地上にあった。そうすると、当時エデンは天の霊界と極めて近い場所、言い換えれば多次元空間との回廊だったのではなかろうか。また、ここに書かれている宝石は単なる宝石ではなく、特別な力、権力を意味しているらしい。実はここに書かれている宝石の数は九つであるが、ユダヤ教の祭司の中で最高位の、大祭司の着るかたびらのような衣装には一二の宝石がついている。そして、大祭司はメシア、キリストのひな型なのである。ルシファーは神の子イェスに三つだけ宝石が足りなかった。言い換えれば権力が足りなかった事になる。また、油注がれたケルブと言うのは言わば神の両脇に立つ側近のように偉大で強力な天使である。

単数形がケルブ、複数形をケルビムと呼ぶ。象眼と彫刻と言うのは他の翻訳ではタンバリンと笛となっているので、ルシファーは神を称える聖歌隊の指揮者だったのかも知れない。「あなたは神の聖なる山にいて、火の石の間を歩いた。あなたは造られた日から、あなたの中に悪が見い出だされた日まではそのおこないが完全であった。あなたの商売が盛んになると、あなたの中に暴虐が満ちて、あなたは罪を犯した。それゆえ、わたしはあなたを神の山から汚れたものとして投げ出し、守護のケルブはあなたを火の石の間から追い出した。あなたは自分の美しさのために心高ぶり、その輝きのために自分の知恵を汚したゆえに、私はあなたを地に投げうち、王たちの前に置いて見せ物とした。

あなたは不正な交易をして犯した多くの罪によってあなたの聖所を汚したゆえ、わたしは、あなたの中から火を出してあなたを焼き、あなたを見るすぺての者の前であなたを地の上の灰とした。もろもろの民のうちであなたを知る者は皆あなたについて驚く。あなたは恐るべき終りを遂げ、永遠にうせはてる」エゼキエル書28:1ー19

誰が読んでもこれは単なる地上の事ではない。これはツロの王と言う人物を借りて天上の事件、すなわち天使長ルシファーがその地位を追われた事件を語っているのだということは、一読して分かる。彼はあまりにも美しかった故に高慢になり、神のようになろうとして、天上を追われた。そして、それはツロの王として書き記されている。。そのためにツロの王とはルシフアーの代名詞なのである。だから、ツロの王フラムの子とはとりもなおさず、ルシフアーの子という意味なのである。フリーメーソンとは自らをルシファーの子となのる人々の事である。このフリーメーソンがECを造り、反キリストのために王座を準備するために数百年の間、懸命に活発に働いて来た。彼らはその建築家、実行部隊であり、その司令部は、イルミナティと呼ばれる機関である。