狂い始めたアメリカ 崩壊する日本  

危機が本当に起きたならば一体何が起こるだろうか。 さて、それからが重大なのだ。
このような危機を、サタンとその忠実な僕であるイルミナティ によって完全に掌握されているアメリカ政府は侍ち望んでいた。
 
ついにマーシャル法が大統領から発令 される。
出番を、今や遅しと侍っていたFEMA大王の大部隊が動き出す。
全ての人権は剥奪され、危険 分子は青と赤に分けられて家々から狩り出される。
アメリカが分断され、軍隊は武装解除される。

それ 以前にも、スプリングマイヤー氏は現在、アメリカ軍はその軍需物資を海中に捨てているという。
すで にかなりの数(ある人は数十万、ある人は数千人という)のアメリカに駐留している外国軍、ロシア、 中国、東欧諸国軍などがアメリカ市民に銃口を向ける。

というような事を書くと、お叱りを受けるだろうと思う。何と言う無責任で破壊的な思想かと。しか
し、スプリングマイヤー氏は今年の九月にもマーシャル法の適用が検討されているという情報があった
というのだ。そして多くの研究者が二○○○年から世界は全く違った方向に進み始めるだろうと言って
いる。しきりに「あと一八か月」と言うのである。我々はノストラダムスの言う一九九九年の破局を来
年に迎えて「恐怖の大王」は天から降ってきそうもない。

すなわち、その気になれ ばこれをもって大崩壊を演出することは出来るだろう。アメリカを大崩壊に導きたいイルミテティはこ れを口実にマーシャル法の適用を果たすことは十分あり得るであろう。マーシャル法、それは戒厳令で ある。アメリカから全ての人権が奪われる。私は四冊の本を出したが、その初めよりも今はもっと危機 が追っていることを実感している。フリーメーソン・イルミナティはアメリカにおいて最も強力であ る。サタンとその子、反キリストはまずアメリカからその働きを始めるだろう。

以下に私が入手した多くの 資料を元に反キリストの働きを明らかにしてみよう。九八年五月に私は太田龍氏とともにフリッツ・ス プリングマイヤー氏とシスコ・ホイーラー姉を日本に招き東京と大阪で講演会をした。この間、一三日間彼らと共に過ごしたのだが色々と興味深い話を聞いた。

スプリソグマイヤーの方はすでに何度か紹介しているので多くの方々はご存じであろうが、シスコ・ホイーラー姉に関しては私もあまり知らなかった。彼女は現在五一歳で数奇な運命をたどった方である。彼女は旅の終り頃、まるで遺言でもするかの ように私に話し続けた。以下の文章はその一部である。

信じられないことばかりだが、かつてはイルミナティの父によるマインド・コントロール奴隷であり、自分自身高位の女性イルミナティだった彼女の 話はイルミナティを知る上で決しておろそかにできないと思う。

ところで、気になる話を聞いた。東京のお台場にフランス展とかいうもののイベントの一つとして、自由の女神像が建てられた。これが何と来年の一月一八日に撤去されるということだ。つまり一月一七日まではあると言う事である。あの阪神 大震災が一月一七日。1+17日=18日 (6 + 6 + 6)。ロスアンジェルス地震が 一月一七日。1+17=18。サンフランシスコ地震が一○月一七日すなわち1+17=18。
と言う事は前の本に書いた。

そしてその後、 阪神大震災の前に震源地の真上に日仏友好の碑なるものが建てられていたと言うことを聞いていたか ら、余りにもあざとい話だが心配になるのである。まさか、そうまであからさまにはやらないだろう が、一応気にしていたほうがよさそうだ。

フリッツ・スプリングマイヤーはもう一度日本に人工地震が 計画されているというイルミナティ内部の情報を私に語っている。自由の女神はユジプトの神話の神オ シリスの妻イシスであり、その掲げる松明はイルミニズム(啓明)の火である。その火が東京を焼く種 火とならないように私は祈っている。
 
 
 

フリーメーソンとイルミナティはどんな関係か

 

 
 

東京タワーを訪れたことのある人でも、その隣にある日本フリーメーソンのロッジを見たことのある人
は少ないのではないだろうか。先日、友人のスプリングマイヤー氏とそこを見に行った。すると彼はそ
の建物の礎石に注意をうながした。

そこには竣工の日時が書いてあるのだがAD一九XX年とあるべきところにAL五九八一年とあった。これはフリーメーソンの年号で、Aはanno(統治)Lはlight(光)すなわち「光の統治」または「光が来て」からの意味だと言う。光とはイルミネーション。ルシファーは光の天使である。これでフリーメーソンの性格が鮮明になる。

私はフリーメーソンについて本を書いた。しかし、実はそれほどこの組織の実態を知っていたわけではない。特に、今にして思えば、欧米において このフリーメーソンなしには近代史は語れない事を実感として知らなかった。アメリカのクリスチャン とフリーメーンンの話をするのは非常に難しい。

彼らのほとん どはフリーメーソンが単なる社交のグルーブであり有益無害なものだと信じているからであり、事実フ リーメーソンに入っているか極めて身近な人々がフリーメーソンである場合が多いのである。時には誇 らしげに私はフリーメーソンですというのだから話にならない。

先年、アメリカ南部に一週間ほどホームステイした際、道端の看板に、ロータリークラブ、ライオンズクラブと並んでフリーメーソンのマークが並んでいるのを見て唖然とした。町には教会とならんでフリーメーソンのロッジが堂々と建っている。フリーメーソンはキリスト教会の内部に完全に浸透している。

前にも書いたが彼らはフリーメーソンという名前がもともとはフラマッソン、すなわちフラムの子という意味であり、フラムとはツロの王 の称号、ツロの王とはルシファーの事だということを知らない。
 

これは聖書を良く読んでいないと決して分からない秘密である。フラムとはソロモンの神殿を造った頭領であり、ツロの王から遣わされた職人であった。ところがもともと王という名前を付けるのだから、王家との関係が無いはずはなく、さらにツロの王とは旧約聖書エゼキエル書二八章では天国から追放されたルシファーにかかわる話なのである。

さて、フリーメーソンは一枚岩の堅固な組織かと思っていたら、そうではなかった。フリーメーソンはキリスト教会でいえば教派、教団の総称であり、その中に無数の諸団体を含んでいる。

私も良く知らないでフリーメーソン三三階級などと書いていたが、スプリソグマイヤー氏によればフリーメーソンは三階級しかないのだそうだ。三二、とか三三とかいうのは全て諸団体、すな わちXXライトというような結社の中のブライベートな階級である。その中で一番有名で強力な結社が スコティッシュライトである。中には三六○階級とか七七階級などというのもあるのだそうだ。

キリスト教会と見比ぺると分かりやすい。フリーメーソンは言わば教会の総称である。そしてイルミナティと はパチカンのような力と人材を擁する支配階級のことである。だからフリーメーソンの大部分が世界支 配の陰謀などとは関係なく、ただ、イルミナティの意向を受けてかなり自立的にルーズに動いているよ
うだ。イルミナティとは世界支配の明白な意志を持った集団である。

スプリングマイヤー氏によると世界に約四○○○万人いるそうだ。イルミナティはオカルティストでありwitch サタニストである。これらはほとんど同義語である。メーソンの場合、自分をクリスチャンと考えているメンパーも居るが、イ ルミナティはサタンを神として崇めている。彼らが自分をクリスチャンというとき、それは偽りを言っていることを自覚しているのである。

時には有力なイルミナティがキリスト教会の牧師や教団のトップに座っていることもある。これはプロテスタントでもカトリックでも同じである。私は、私のごく身近な欧米の教団にたくさんイルミナティが入って居ることを知っている。
 
 

 体検者が語る驚くべきイルミナティの内部

シスコ・ホイーラー姉はイルミナティであった。彼女はイルミナティのマザー・オブ・ダークネス(暗
闇の母)という位にいた人物である。彼女は父親がやはりイルミナティで家族全体が高位のイルミナテ
ィだった。有名なイルミナティの大統領グラント将軍は彼女の先祖である。イルミナティの家族は自分
の子供をイルミナティにすべく育てる。しかし、これはかなり骨の折れる仕事である。なぜなら生まれ
たばかりの子供はもともとサタンを信じたりしないからである。子供はそのまま置いておけば神を信じ
るものである。そこでイルミナティはその子をサタニストにすべく母の胎内から教育するのである。イ
ルミナティはマインドコントロールによって子供を多重人格に育てる。その間の事惰は、徳間書店刊行
の「多重人格はこうして作られる」に詳しく載っている。もともとこの本を書いたスプリングマイヤー
とシスコ・ホイーラーは一般の読者に向けて書いたのではなかった。九八年五月、来日したスブリング
マイヤー氏は「これはイルミ
ナティのマインドコントロールから犠牲者を救出するために、セラピストのために書いたもので、日本
で出版されると聞いたとき非常にびっくりした」と語っている。

イルミナティのマインドコントロール
に関してはそれ自体大変な間題で、簡単に書くことは出来ないが、私は来日したシスコさんからイルミ
ナティの世界を教えられたのでそちらをご紹介しよう。これは私がそう信じているというのではなく、
あくまでシスコさんの話である。まあ、一つのホラー話として間いていただきたい。イルミナティはオ
カルトの世界である。オカルトの世界はいまだに天動説のようだ。いや、天動説とはもともとがオカル
トから来たものなのだろう。聖書は天動説ではない。聖書は地球が「何もないところに掛けられてい
る」と言っている。また、地球、すなわち球体であること、回転していることを語っている。シスコさ
んは日本にいる間、私に熱心にいろいろな話をしてくれた。それはまるで遺言のようだった。それはほ
とんど奇想天外な話ばかりだったが、イルミナティの世界を知る上で参考になると思うので覚えている
限りを書いてみようと思う。シスコさんによれば天(霊的世界)には一三階層がある。人間が知ること
ができるのは第三の天までである。

ルシファーが神に反逆してから彼らは神から第九の天に住むことを
  許された。高位の堕落天使は今でもそこに住んでいる。また、地獄は文字通り地球の深部にある。そこ
は華氏二○○○度の深いピッチの中で地獄の火が燃えている。かつて科学者たちがシベリアで地面を深
く掘るプロジェクトを始めた。地球の中心に向けて九マイル掘ったとき、人のうめき苦しむ声が間こえ
て来たので恐ろしくなって止めたという(デヴィルズホールという)。地獄はサルファ(硫酸塩)の臭
いがするという。悪霊もエイリアンもやはりサルファの匂いがするからすぐ分かるという。エイリアン
は悪霊と半悪霊の事である。半悪霊とは悪霊と人とのハーフの事である。「ハーフだって?天使には性
別が無いはずじやあないですか、それが人間とのハーフを生むのですか?」「そう、聖書にもあるでし
ょう、創世記六章に、あれは今でも起こっているの」「ヘえ!どうやって悪霊は人間の男になるんです
か」この点は彼女は明確な答えをしなかった。

しかし、私なりに考えたのは、男にならなくても、卵子
は特定の条件を与えれば細砲分裂を起こすからクローンを造ることは可能である。もともとクローンと
いう考えそのもの、またその技術も悪霊が教えたものなのだろう。シスコさんが一六歳のとき、ある研
究所に行き卵子を採取された。それは悪霊とのハー
フを作るためであった。今、世界にはこの様なハーフがかなり存在しているはずだという。悪霊はセッ
クスを通して人間に入り込む。サタニストの儀式に必ずセックスが登場するのはそのせいであるとい
う。悪霊はサタニストの家系で性を通して世代に遺伝して行く。「だから性を汚してはいけないの。悪
霊から身を守るためには性を正しく守らなければならないのよ」彼女は自分の過去を振り返るように、
悲しそうにそう言った。堕落天使が人間の女を妻にして子供を生んだという話は本当に聖書の中にあ
る。創世記六章に「人が地の表にふえ始めて、娘たちが彼らに生まれた時、神の子たちは人の娘たちの
美しいのを見て、自分たちの好む者を妻にめとった。

(中略)そのころ、またその後にも、地にネピリ
ムがいた。これは神の子たちが人の娘たちの所に入って、娘たちに産ませたものである。彼らは昔の勇
士であり、有名な人々であった」とある。ここは聖書の中でも最も難解な場所として知られている。こ
こに言う〃神の子〃というのが堕落天使の事だと言う人もおり、いや、イエス・キリストは天使には性
別はないと言っているからこれは神に祝福されたセツの子孫の事だという。しかし、それでは人の娘と
いうのはカインの子孫のことかと言うことになる。カインはアベルを殺したが、その後に産まれたセツが神の子で、カインの子は人の子というのは無理がある。
 
 

そして、その後にノアの洪水が起こり、セムの子孫であるノアと家族以外は全て死に絶えたからもうネ
ピリム(巨人)は産まれなかったはずである。ところが民数記一三章にアナク人の子孫ネピリムを見た
という一節がある。これはイスラェル人がモーセに率いられてエジプトを出て約束の地パレスチナに着
いた最初のスパイが報告したものだから、本当にネピリムが居たというのではなく彼らの目にはそう見
えたという意味なのかもしれないが、この時代にもネピリムがいるという発想があったことは確かであ
る。さらに後代になってダビデが戦って殺したペリシテ人の巨人ゴリアテ(ゴライアス)はその身長が
三メートル以上もあったというからネピリムの子孫だというのは一般的な解釈である。シスコさんはあ
の〃神の子〃は堕落天使すなわち悪霊であり、ネピリムは今も産まれていると言っている訳だ。ただし
一つ疑間なのがゴリアテの場合、確かに体は大きかったがいわゆるエイリアンと言うような爬虫類のよ
うな姿の人間だったとは思われない。普通の人間として生活していたはずである。しかし、シスコさん
によれば全く人間と見分けが付かないエイリアンも居ると言う事だ。

スプリングマイヤーによれば多く
の元イルミナティがエイリアンを見たと彼に告白している。エイリアンは人間に似た形を持っていて〃
爬虫類のような人間〃であるという。ある元イルミナティの将軍はUF○の中で隣の操縦席にエイリアン
がいたのを覚えている。面白いことにイルミナティはほとんどUF0に乗ったことがあるという。そして
必ずエイリアンに会っている。悪霊の中でも有名なガーディアンアンエンジェルは人間と悪霊のハーフ
であるという。間もなく本当にUF○に乗ったェイリアンが大挙して地球に来るとスプリングマイヤーは
前にも話した。この場合のUF○はアメリカや南米で作られている人造UF○なのか、それとも宇宙のど
こかで作られたものかは分からない。デイヴィヅド・メイヤー氏がいう地球に近ずく物体を七二時間以
前には発表するなというNASAの命今はエイリアンに関係しているのではないかとスプリングマイヤー
は分析する。よくオカルティストたちはエゼキェル書一章のケルビムをUF○と言うが、案外、悪霊が
UF○に乗って来るとき、キリストと天使の軍勢だとだますつもりなのかもしれない。悪霊には三六八の
階級があり、軍隊のように運営されている。

もちろんチーフはルシファーでその下にベルゼブルなどの
将軍階級が居る。さて、悪霊には魂というものがないのだそうだ。だから彼らは人間の魂が欲しくてた
まらない。そこで人間の血を飲む。実は人間は神に創造されたときは血を持っては居なかっ
たのだとシスコさんはいう。聖書によれば人間を土から造ったとき神は命の息を鼻にふき入れられた。
そして人間は生きたものとなったと聖書に書かれている。この息という言葉はへプル語ではルアヅハで
霊と同し言葉である。最初、人間は霊的な存在だったから死ななかった。アダムとエパが神の命令に背
いて、エデンの園を追われたとき、霊も取り去られ、代わって血が与えられた。そこで悪霊は人間と同
じ条件になりたくて血を飲むのであるという。

シスコさんは何度も悪霊を見たことがある。普段は大変
美しい形をしているが一且血を飲むと恐ろしい姿、爬虫類の姿になるという。悪霊が飲む人間の血は〃
洗礼を受けていない〃男の子の血である。アメリカで妊娠中絶が合法化しようとしているのは彼らが求
めているからである。「私はルシファーも見たことがあるわ。オリーブ色の肌をしていて本当に美し
い。でも、時々、恐ろしい蛇の姿に変わるの」「バロン・ロスチャイルドは私の写真をたくさん持って
いたのよ」「ええ、本当に!」「でもねえ、恥ずかしいけどポルノに出ていたときのよ」シスコさんは
苦々しい複雑な顔をした。彼女はスプリングマイヤーによって暗黒の世界から連れ出されるまでマイン
ドコントロールされたセックス奴隷だったのである。
 

京都の町を歩いていたときの事だった。ある外資系の会社の看板を見たとき、突然彼女は「この会社の
社長は私のオーナーだったの。いつも電気ショック棒の杖を持っていて、私は苦しめられたの。一七歳
から一九歳まで彼は私をたくさんの人に高い値段で売ったのよ」と言った。私は息がつまりそうになっ
た。なぜならその社長は信仰の厚い紳士で、収入の一○分の九を教会に献金する人として有名だったか
らである。その社長の胸にはいつも誇らしげにロータリークラブとフリーメーソソ・シュライナー結社
のバッジが付いていたと言う。シュライナー結社はフリーメーソン・スコティッシュライト三二、三三
階級の人間だけが入ることのできる高位のイルミナティである。イルミナティの間ではロスチャイルド
家は「人間と言うより悪魔(デーモン)そのものなの。

彼らにあるのは反キリストの霊。デーモンの殻
をかぶった人間。ルシファーの用に役立つように六、七、八、九、一○の階級の悪霊が彼には入ってい
るの。心が堕落してひっくり返っているのよ」「ロスチャイルド家の食事にはいつもルシファーが出席
するの。長いテーブルの一方の端にルシファーが座り、一方の端にロスチャイルドの当主が座るの。子
供達はその間の席に座る。ルシファーは食事を用意された金の杯で人の血を飲むの」
 
 

こうなってくると、いささか童話的で、私はスプリングマイヤーに本当かと聞いた。彼は「そういう儀
式をすると言う事だろう」と答えたが、シスコさんは本当のことだと言い張って聞かなかった。話の中
でどうしても理解できない事があった。それはシスコさんがアストロプレインと言う事をしきりにいう
のであった。英語ではAstro planeと書くのだが、時には天的な階層か分野であるようであり、時には宇
宙飛行機のようでもあった。彼女は小さい時から幽体雛脱の技術を教えられていて、そこに何度も行っ
たことがあると言った。アダムとエバも堕落する前にはそこに行けたらしい。

「堕落の後はもうアスト
ロプレインは呪われてしまったの」というのだ。世界の支配者の多くは年に一度、幽体離脱をしてアス
トロプレインに集まって話し合うのだと言うのだが、こうなるとお手上げで、これ以上は付き合えない
と思った。さて、読者はこんなシスコさんがどんな人かと思うだろう。彼女は五一歳とは思えない愛ら
しい少女のような面を持っているかと思うと、威厳に満ちた母のような顔をすることもあった。彼女の
想像を絶する悲惨な人生の果てに、イエス・キリストに出会い、今は喜びと感謝の生活をしている。し
かし、彼女は大阪の講演会でも話したがいつ殺されるか分
からない毎日であると言う。

家族からは捨てられ、最愛のお姉さんの死も4年間知らされなかった。彼
女の家には道路に面して大きな窓があるが、それは一センチ程にライフル銃の弾の跡がある。イルミナ
ティから離脱した後、いつも彼女には、このような危険と脅かしがあるのである。またスイス銀行に預
金していた一○○○万ドルの預金は跡形もなく消えていたという。日本に来る前、彼女は余りの脅迫に
すっかりナーバスになっていた、しかし、日本にきて本当にリラックスし顔付きまで変わった。私は彼
女にある聖書の御言葉をプレゼントした。「からだを殺しても魂を殺すことのできない者どもを恐れる
な。むしろ、からだも魂も地獄で滅ぼすカのある方を恐れなさい」マタイによる福音書一○章ニ八節。
彼女は大変喜んで、私に自分の聖書を渡し、ここに印を付けて、あなたのサインをしてほしいと言っ
た。「多分私はもう日本に来ることはできないかもしれない。でも、あなた方がこの事を世界に知ら
せて下さい」それが講演会での彼女の最後の言葉だった。