世界教会統一への十年ごとの強調点

      

*1940年代 世界教会会議(WCC)は以下を決定:

1. 人は、すべての教会が同様なものであると認める義務を持っている、かつ
2. 教団教派の間にあって、兄弟同士であることを認め合う義務がある。
3. これが、世界規模の統一思考へと導く。
4. 「全世界と人生のすべての面をキリストに要求する」、そして
5. 神の国は地上で設立される、という光に導く

*1950年代 私達は、「後の雨」運動が教派、特にペンテコステ教団を通して隆盛になるのを見た。

1. それは異端と宣言され、それゆえ地下に潜る。
2. しかし、80年代と90年代を通して、「後の雨」は、全ての教団のカリスマ的な部分への浸透に成功し、巧妙に、「統一教会」の方向へと影響を与えた。そして、教派間において、その統一が増大するようにした。

*1960年代
  重点は、各クリスチャンの宗派の教義が祈祷集会と、カリスマ的な超教派の組織を通して妥協させられた状況に持ち込むことにありました。(訳注:超教派集会の経験等を通して、各クリスチャンの「教会統一」へのアレルギー、抵抗を緩和するということか)

*1970年代
重点は、個々のキリスト教徒とリーダーが大きいエキュメニカルな会議と集会に集まることに
より、彼らの中に統一の感覚を形成することにあった。

*1980年代
重点は大きな集会。1970年代に予定された、2000年までに世界を福音化するというグローバルな努力。
教義の妥協を通して、カトリック教会との協力において行う。

*1990年代
 重点はグローバルな福音伝道努力の実施と活動にある。
 

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(コメント)
以上を見ると、現在、アメリカキリスト教会で起きている「驚くべきキリスト教の変質」は
決して、偶然でも、偶発的に起きたものでないことがわかる。

逆に上記のどの運動も現在起きていることの伏線、用意として行われてきたことがわかる。
現在、アメリカで起きている「教会統一」エキュメニカル運動、後の雨の異端的教理のばっこ、
「王国を今」「統治主義」のような地上天国を求めるかのような運動は、
意図的に教会に持ち込まれたものだということがわかる。

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