FCBC & CELL Churchに関するシンガポールからのリポート: バルク訳

 この報告は、シンガポールとアジアで起きている出来事の最新版です。私たちがすでに指摘したように、「異端」と「間違った方向へ導く真理」を推進しようとしている者たちによって、疑うことを知らないアジアに持ち込まれた多くの問題を取り上げます。

 カリスマ的講演者として知られている多くの人物、たとえば、エド・シルヴォソ、カルロス・アナコンディア、ピーター・ワグナー、セルギオ・スカタグリニ、その他の者たちが、これらアジアの教会から招かれ、それも、主流の教会にさえ影響を与えるためにと、非聖書的教えとニューエイジの「癒し」「金歯奇跡」「100%完全な聖潔」「地域を縛る霊」「祈りの歩行」「頭痛の中の悪霊(これは追い出されなければならない)」などなど、このような不健全な教えが持ち込まれています。

 彼らは聖書研究小グループを用いて、また、それらを「セル・グループ」と呼び変えて、さらに彼らの資料を出版し、疑惑を持たない地域教会や書店に売っています。彼らは、「不思議な力を呼ぶ油注ぎ」が「霊による屠殺」(倒されること)を促進し、それが非聖書的、カルト的であり、間違った教えの実践となり、文脈を無視した聖書聖句の誤用を促しています。地域の牧師たちさえペテンに陥り、ある者たちは今や、通常の健全な神の言葉の説教の代わりに、「屠殺」(霊で倒されること)を取り上げてしまっています。彼らは偽預言者と間違った教えの後に従ったのでした。

 私たち、および多くの人たちは、アメリカや別の所でも、シンガポールから出てきた「セル・グループ式」によって、影響された悲しむべき出来事の結果を見てきました。そして、その問題が、今後「しるしや奇跡」を追い求める人々に、このグループについては、注意深く観察するようにと警告することを望んでいます。私たちの立つべき唯一の不動の岩は、キリストであります。別のすべての土地は、沈み行く砂地です。
 神を求めて、神聖な都に向かっていた「巡礼者」を惑わそうと企んだ世俗的賢者とアポリュオンによって、道からそらされてしまった「失われた」人々を、今こそ取り戻す時が来ています。(注:「天路歴程」ジョン・バニヤン著)
 キリストはすでに彼の贖いを完成し、私たちに救いを与えられました。もし悔い改めるなら、失われた人々を神に取り戻すべき時です。

これは、シンガポールで現在進行中のことについての最初の報告手記です。

 シンガポールでは、スティーブ・ビヤードによる来訪のために、準備が急ピッチです。彼は、トロント・ブレッシングの擁護者であり、彼が取り上げるジョン・ウェスレーの間違った引用によって、メソジズムを過って代表しています。

 彼は、トリニティ年会総会(TRAC)の総理によって、そこに招かれました。総理は、カリスマ運動に偏っており、ビヤードの誤った神学に傾倒しています。ビヤードは最近、彼の論説の中で、リバイバルやトロント・ブレッシングを支持する聖書の引用句が文脈を無視している、という彼の誤りをデイル・クロウによって指摘されましたが、その反対文書に何も答えていません。
 最近、キース・ゲルナーという名前の別の「近代預言者」が地域教会に影響を及ぼし、近代の預言を取り上げて、信仰をかき立てています。彼は預言者学校を創設しました。彼はインターネットで「オーディオ・ヴィジュアル・ミニストリー」というサイトを持っています。彼は、シンガポールの教会に影響を与える恐るべき、数々の嘘を語りました。
 信仰共同体バプテスト教会(FCBC)は、世界中にその資料を配付している主流のセル教会ですが、ウェブサイトを持っており、そこには、彼らの組織の中で「金歯の奇跡」「幻」「夢」などが公言されています。

 FCBCは、おそらくライトハウスと関係があると考えられます。そして、C・ピータ・ワグナー、ジャック・ディール、パウロ・チョー・ヨンギ、エド・シルヴォソやカルロス・アナコンディアのような第三の波の提唱者たちと緊密な関係にあると思われます。アナコンディアは最近シンガポールを訪れ、これらのグループによって影響され浸透されている、多くの第三の波教会を含むカリスマ派の教会から支持を受けました。ロドニー・ハワード−ブラウンとロバート・シューラーがシンガポールを訪れた時は、FCBCの関係者を含めて、多くの牧師たちが、その会合に行きました。
 FCBCに関して、彼らの発祥は、「非正統的、異端的立場」と報告されグレース・バプテストから解雇されたローレンス・コング牧師から始まっています。そうして、彼と彼の追随者たちはFCBCを始めました。彼は、韓国のパウロ・チョー・ヨンギさえ訪ね、そこから多くの方法をCBCに持ち帰りました。このことは、彼自身のウェブサイトで報告されています。FCBCの会員名簿は5000人〜8000人を数えますが、正確に発表されません。

 ライトハウス福音伝道は、「ロニー・タンによる5つの奇跡へのステップ」というパンフレットを活用し、これが、み言葉信仰による癒しと奇跡を公言する特定のグループによって用いられています。そのパンフレットには、み言葉信仰運動と結び合わされた教理と、これらのグループによる多くの間違った主張を含んでいます。

 ある教会は、これらの陣営からの人々、特に第三の波運動のC・ピーター・ワグナーやWCA、ロバート・シューラー、チョー・ヨンギ、スティーブ・ビヤード(Goodnewsの編集長で、2000年3月にシンガポールに来ようとしている)、などによって影響を受けています。
 シンガポールには、シティ・ハーヴェスト、ザ・ロックなどのような、新しい第三の波教会が多くあります。3つのモルモン教会さえも...。最初は1つでしたがその時以来、成長しています。
 多くの「だまし」が起こっています。数多くの人々が神の真理を捨て去り、それに替えて人工の偽真理に行っています。

 アジアは、牧師の身分弱体化により、第三の波が教会に入り易い入口を獲得することを許していますので、以前よりさらに感染しやすくなっています。教団の線引きがあやふやになり、そのため、聖書の純粋な糧を欠く指導者たちによる政治的対立、内紛と悪い判断に陥っています。
 彼らはしばしば、それらのグループによって提供される非聖書的な糧や、アジアに来る彼らの指導者の訪問によって養われています。
 経済的不況の時期は、「繁栄の神学」を謳いあげる彼らにとっては最適の状況です。彼らは、「神にもっと与えよ。神はあなたを祝福される。二倍の祝福も。」と言います。多くの陳腐な話が、奇跡、癒し、夢、金歯の奇跡など、それら作り話に仕立て上げられたものを大げさに言いふらす人々を獲得しています。
 特別講師来訪によって粉飾された多くの危険が頻繁に計画され、カリスマ派教会は、トラック1杯分の書籍、ビデオ、カセット類、DVDなどを、彼らの教会員たちが購入することにより多くのイベントのための資金を援助しています。

 苦闘が今続いています。そして、教会が聖書が教えるところにのみ、しっかり堅く立つまでは、多くの人々が悪魔のわなに陥ることでしょう。第三の波は、シンガポールの聖公会教会、メソジストやバプテストの指導者たちにさえも影響を与え続けています。
 シンガポールを訪れた指導者たちは、しばしば別のアジア諸国を訪問します。シンガポールの教会を訪ねたことを誇り、多くの奇妙な癒し、奇跡などを分かち合うのです。
 シンガポールには、大きな戦いがあります。私たちのためにお祈り下さい。そして、主を愛する人々のために。これらの偽りを暴き出し、「人々を欺いている」ことへの答えに彼らを導くために。このために私たちに実行できる段階として、サタンの教えを推進する資料の洪水を無効にし打ち消すことがあります。
 

主に忠実な人々へ

ー以上ー

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